図1 VODシステム提供の仕組み
図1 VODシステム提供の仕組み
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表1 コンテンツの構成
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 ジュピターテレコム(J:COM)は2012年11月26日、ケーブルテレビ事業者向けに、IPプラットフォームをベースとしたVODサービスの提供を11月下旬に開始すると発表した。

 このシステムを導入することで、ケーブルテレビ事業者はVODサービスの提供が可能になることに加えて、VODサービスを利用する顧客情報の管理や、サービスメニューの設計が自社で行えるなど「自由度の高いサービス展開が可能になる」という(図1)。

 今回IPプラットフォームで提供するVODサービスは、各種ジャンルから選んだ約5000タイトルの見放題コンテンツ、番組ごと課金の番組は、約3万タイトル提供する。これに加えて、ゴルフの欧米ツアーの生中継や自転車競技などのスポーツのライブコンテンツを視聴可能となる(表1)。またこのサービスは各種端末での視聴に対応しており、ケーブルテレビの加入契約者はテレビ、パソコン、タブレット端末、スマートフォンなどでVODサービスを利用することができる。

 J:COMは中期事業計画における成長戦略として、メディア事業の収益力強化を掲げており、今回の取り組みはこのメディア事業の拡大に寄与するものと位置づけている。

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