やじうまミニレビュー

DHC「シューズバンド」

~脱げそうなパンプスの救世主
by すずまり


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


「スケルトンシューズバンド」(左)と、「ラメシューズバンド」(右)

 電車の中でときどき、面白いものを見かける。女性の靴、特にパンプスやサンダルにゴムバンドのようなものがついているのだ。最初はそういうデザインなのかと思っていたが、靴と色が違っていたり、中にはリボンがついていたりする。

 単なる流行のおしゃれかと思ってしばらく忘れていたのだが、たまたまDHC(ディーエイチシー)のサイトを見ていて「シューズバンド」なる製品を見つけた。靴にバンドを通してから履くだけという簡単なもので、言うなれば単なるゴムの輪なのだが、靴がしっかり足に固定されて、脱げなくなるという。あのゴムバンドは、靴を足にしっかり密着させるためにあったのだ!

 疑問が晴れてスッキリしたと同時に、長年の悩みが解消した瞬間でもあった。これまでパンプス選びにどれだけ苦労してきたことか! 幅が広く甲高な足のため、なかなかちょうど良いサイズが見つからなくて悩んでいたのだ。足先にストレスがないと思うと、今度はかかとが抜けてしまう。どうしても必要なときは、なんとか歩けるものを購入し、先端にクッションを入れたりして調整していたが、それでも履いているうちに再びかかとが抜けやすくなり、結局履くのを諦めてしまったものがいくつもある。


メーカーDHC
製品名シューズバンド
タイプブラッククリア
販売価格1,550円940円
購入場所直販サイト


諦めていたパンプスが履けた!

 「もしかしたら諦めていたパンプスが履けるかもしれない!」そう考えて、幅が30mmで黒い「ラメシューズバンド」と、幅17mmで半透明な「スケルトンシューズバンド」の2種類を購入してみたところ、狙いは大成功! かかとが抜けやすかったパンプスが見事に足にフィットし、格段に歩きやすくなった。

つまりはゴムの輪だ。靴を履いたときの甲回りが22~26cm、ヒールの高さが1cm以上の靴に対応しているこのパンプスはかかとが抜けるのが悩みの種だった靴にバンドを通してから履くだけ

 スケルトンシューズバンドのほうが目立ちにくいが、幅が30mmとしっかりしたラメシューズバンドのほうがしっかり固定され、安定感がある。やや厚みがある分、見る角度によっては違和感がなくもないが、何より脱げにくくなったというだけでありがたさ爆発である。シューズバンドを付けるとパンプスが、カジュアルに見えるのでデニムなどにも合わせやすく、靴の出番が増えそうな点も嬉しい。

派手なシューズバンドにすれば、華やかさが加わる地面に接することもあるため、ワンシーズンを目安にするとよいシューズバンド付きでパンプスを履いてみると、実に具合がいい
かかとがぬけないので安心細めのスケルトンシューズバンドでも履いてみたスケルトンシューズバンドもしっかり止まる。これなら靴選びのとき携帯してもよさそう

 シューズバンドは、歩く度に靴のかかとが脱げてしまう、階段を下りるときにパタパタと音が鳴ってしまう、靴のちょっとイメージを変えてみたいというときに便利。もともとサイズが合っていなかったなど、状況によっては改善されない場合もあるが、ちょっと違和感が……という場合はかなりの確率で救済してくれる。こんな単純なものにどうして気づかなかったのか、と不思議でならない。いくつか持っておくと、助けられる場面があるかもしれない。

 同じ悩みをお持ちの方はぜひお試しいただきたい!




2010年 6月 29日   00:00