中国ネットウオッチ

フェイスブック創業者が天安門広場を疾走するとチャイナネットが炎上した! 戦車に追われる合成写真も登場し…

 米フェイスブック(FB)の創業者で最高経営責任者(CEO)のマーク・ザッカーバーグ氏(31)が、中国・北京の天安門広場をジョギングする様子を映した写真が国内外で話題を呼んでいる。中国でのFB解禁に向けて親中派の姿勢をアピールしたとの見方があるが、当の中国のネットユーザーからは「スモッグの中、命知らずだ」などと冷めた声が続出。同氏のFBページには天安門事件に言及した批判コメントも寄せられた。

 ザッカーバーグは中国到着後間もない17日夜、自身のFBページに「また北京に戻ってきた! 天安門広場と故宮を通り、天壇公園までのジョギングが今回の旅のスタートだ。今年のジョギングの総距離100マイルも達成したよ」と投稿。一緒にアップした写真には、中国の天安門広場をTシャツ・短パン姿で同僚らと笑顔で走る姿が写っていた。天安門に掲げられた毛沢東の肖像画は、霧でかすんでいるようにも見える。

 今回の訪中でザッカーバーグ氏は中国共産党序列5位の劉雲山氏や中国の電子商取引最大手アリババ集団の馬雲(ジャック・マー)会長らと会談するなど、中国当局との蜜月を演出。天安門広場でのジョギング写真も同じ文脈にあるとみられるが、中国のネット上ではその無謀さを揶揄する声が寄せられた。

会員限定記事会員サービス詳細