2月20日現在の花粉飛散概況

ウェザーニューズは20日、東京都、埼玉県、静岡県など1都7県がこの日「本格花粉シーズン」に突入したことを発表した。

1都11県が「本格花粉シーズン」に、2府11県が「花粉シーズン」に突入

同社は全国1,000カ所に、独自の花粉観測機「ポールンロボ」を設置。20日、東京都内29カ所(総数98カ所)の観測地点において、花粉症の症状が出始める花粉飛散量(30個)を超えるレベルに達すると予想した。また、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県、静岡県、山口県、宮崎県でも30個以上の飛散に達するという予想から、この日「本格花粉シーズン」に突入したと発表。この結果、すでに突入している福岡県、長崎県、熊本県、大分県と合わせ、1都11県が「本格花粉シーズン」に突入したことになるという。

また、大阪府、愛知県、岐阜県、長野県、三重県、滋賀県、京都府、兵庫県、島根県、鳥取県、香川県、宮城県、福島県の2府11県が、敏感な人に症状が出始める花粉飛散量(10個)を超えるレベルに達し、すでに「花粉シーズン」に突入している。

関東地方の本格飛散開始は、昨年より数日(4~7日程度)早いものの、過去5年の平均からなる平年並みで、近畿地方の飛散開始は昨年より1週間程度早いが、平年と同程度の時期だとしている。また、九州での本格飛散開始は昨年より1週間程度早く、平年よりも数日(3~7日程度)早くなっているとのこと。今年の花粉の飛散量は、昨年より多くなる傾向で、東北地方を中心に大量飛散となった2011年と同程度となる可能性があると同社では予想している。

最新の飛散状況と各地の本格花粉シーズン突入の情報は、スマートフォン向けアプリケーション「ウェザーニュースタッチ」および携帯サイトにて随時発表していく予定とのこと。