×

1号機 建屋内の空気浄化に向けた作業進む

2011年5月3日 13:50
1号機 建屋内の空気浄化に向けた作業進む

 福島第一原子力発電所1号機で、原子炉建屋内の空気の浄化に向けた作業が行われている。

 1号機では、原子炉建屋の中の空気を浄化する装置の設置準備が進んでいる。3日は、人が原子炉建屋の中に入った際に放射性物質が外に漏れるのを防ぐ特殊な小屋を、建屋の出入り口に設置する予定。その上で、5日には、浄化装置から伸びる配管を置くために、水素爆発が起きて以来初めて、人が原子炉建屋内に入る予定。

 「東京電力」は、浄化装置を稼働させれば原子炉建屋内の放射性物質の濃度を20分の1にまで下げられると考えており、建屋内で人が作業できるようになれば、原子炉圧力容器の冷却に必要な機器類の設置などを行えると期待を寄せている。