連日緊迫するＮＨＫの画面に若白髪のイケメンアナが登場したとたん、ツイッター、ブログなどインターネット上に、「麿（マロ）が帰ってきた」「癒やされる」という声があふれた。
震災報道６日目に突入した１６日午前１１時、福島原発に関するニュースを伝えたのは登坂（とさか）淳一アナウンサー（３９）。昨年春、東京アナウンス室から札幌放送局に異動していた。
ＮＨＫの報道アナの中では若手の部類だが突発ニュースにも冷静で安定感があることから、ネットから広まったあだ名が「麿」。歌手のさだまさし（５８）が「一度、『御意』って言わせたい」と関心を寄せたことも。同じく震災報道で出ずっぱりの武田真一アナ（４３）と「女性人気を二分する」（女性誌編集者）。
突然、札幌から呼び戻されたのだろうか。ＮＨＫ関係者が事情を明かす。
「登坂アナが勤務する札幌や大阪、名古屋、福岡などはＮＨＫでも東京に準ずる“基幹局”。ベテランアナが配置され、大災害などが起きた際には、応援部隊として東京に駆けつけることになってるんです」
１９９７年入局の登坂アナは、振り出しの和歌山放送局で毒物カレー事件を精力的に取材。「白髪は、そのストレスのせいもあったようだ」（関係者）。
震災でストレス続きの視聴者にとっては、「ほっとする麿の声」が救いとなるか。
