INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

謙吾、高瀬大樹、ミノワマン…「裏の存在感」持つ彼らのそれぞれ。

さらば闘神!!謙吾が引退

http://kengo.weblogs.jp/blog/

突然ですが、この度、格闘家を引退することになりました。
これまで支えてくれた仲間、応援してくれた皆さんに感謝しています。

格闘家として過ごした10年間が、俺という人間を作り、成長させてくれました。
人生に回り道なし、全てに意味があると思います。有難うございました。

格闘家としての10年で人間として成長したのかもしれんが、格闘家としての成長があったかというと以下略。
だがまあ、お疲れ様でした。タイトルにも取ったけど、その存在感は、週プロが人工的に作ったとはいえ(笑)格別のものがありました。
その存在感ひとつで、パンクラスやDEEPなどもかなり潤うことができたのだからよかったのかもしれない。
鳴り物入りの入団者が鳴かず飛ばずなんてことは、プロスポーツの中では一定の割合で存在するものだ。



ただ、私はまた、謙吾には格別の思いがある。
謙吾は(このブログを始める前が一番の全盛期なのだが)わがブログおよびそれ以前のBBS時代などで「格闘技ネタ路線」を私がやる時の得がたい題材だったのだ。


ブログの中でも「謙吾」で検索すると、ここぞという時のネタとして活用されまくりなのである。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/searchdiary?word=%b8%ac%b8%e3


今回の引退はWAKASHOYOとの”砂丘炎上”といわれた伝説的な戦いでの負傷の末だとも聞く。「喧嘩ならWAKASHOYOさんの勝ちです」とも。それもまたひとつの幻想である。



彼を送るに、やはりそのパロディをもって送ろう。まずこの試合を見てください。
何、2分もかかりません。


そしてこの替え歌を。いまだに原歌詞とのシンクロなどを含め、
これ以上の傑作は作れてない。これ、たしか試合を会場でみたその日に作ったのだよ。

原曲は http://jp.youtube.com/watch?v=M2xsanER0G8 で聞いてください。

サザンオールスターズみんなのうた」のふしで】


♪あんた そりゃないで
 ドスの なすがまま
 折れた右ひじ のたうちながら
 Good bye ため息のパンクラスファン


 いつまでも同じ ただ殴るパターン
 時の流れに 取り残されて
 人気に おぼれてるLonely Boy


 ケンゴが 投げられて 舞い上がる
 やがてゴングが鳴らされて 行くよホスピタル
 その見た目で 抱かせた ささやかな 幻想さえ 
 飛び散り 消えた真夏の マジっすか DEEP〜

そしてさらに!!
自分のデータベースには収録済みで、ここでも紹介しているが、彼の引退記念だ。はてなダイアリーで再録しよう。

「仮面の皇太子!! ドスカラスJr. 〜プロレススーパースター列伝風・DEEP2001」


2001年8月18日・・・・横浜!!
ここで開催された「DEEP2001」の入場式のとき、男の姿をみた客はどよめいた!!


客「でっか〜〜い!!」
客「ナーニ、所詮ルチャ、ウドの大木さ!謙吾にかなうわけない!」」
「オッ、謙吾も体格じゃ負けてないねえ!何分持つかな」


佐伯「グフフフっ…大成功だな。ああいう見た目が派手な外人を倒せば、謙吾の人気が
また上がるっ・・それが次のビジネスにつながる・・・」


異国の会場は、四方見渡す限りみな、敵!!初のVTデビューにはあまりにも、あまりにも過酷な会場だった!!


ドスJr「ナ、ナニクソッ!!アステカの魂ここにありということを、ハポン(日本)のファンに伝えねば!!メキシコの誇りを賭けて!!」


ドス父「息子よ、あせるなッ。自らの技術を信じて、正々堂々と勝負すればいい。わが愛するハポネス(日本人)は、きっとそれを認めてくれる」


「オーケー、わかったよ父さん」



−−−−−−−−−−−場面が変わり、腕十字に極められるカト

客「カト・クンリー、だらしねえぞお!!」
客「ヘン、どうせかませ犬さ!ドスもさっさと負けちまえよ」


カト(控え室)「ぐっ、・・・恥辱!!あ、あと20年若ければ・・・アミーゴ(友)よ、このリングにはヘンな威圧感がある。だがキミの技術は確かだ、ど、どうか私のカタキを・・・」

ドスJr「わ、わかりましたッ、この命に賭けても!!!」


そして−−ドスカラスJrの闘志をさらに燃え上がらせる、ある光景が勃発する!!

リングにあがったドスJrとセコンド・ドス父ら


「ハテ・・・ケンゴの入場ゲートがなにやら騒がしいが」
「と・・・父さん、あれっ!!!!」


なんと謙吾は、マスクをかぶり入場!!


客「キャハハ、謙吾やるう!!」
客「シビレるう、われらのヒーロー!マスクを投げてえ!!」


ドスJr「くっ、我々ルチャの命たるっマスクを、よくもっ!!」
ドス父、「これぞまさに、宣戦布告!受けて断たねば太陽の民、メキシカンの名がすたる」


謙吾「ウフフッ、受けているゼ。これでカッコよく俺が勝って、こんどはドスのマスクをはいでやるさ」


『謙吾君は、あまりに不勉強すぎた、と言わざるを得まい。
マスクマンにとって、覆面はまさに命!!わたしもマスクド・
スーパースターと覆面はぎマッチをしたときは、彼が普段の10倍の
力を出しててこずったものだ。ことにメキシコレスラーは・・・、
インカ文明の末裔として仮面を神聖なものと見なしている!』
アントニオ猪木・談)

そして-----運命のゴングがなった!!(続く)



====第二部======


謙 吾!!

肩にライオンと闘う戦士のタトゥーを施したこのタフガイは、もとはといえばラグビーで鳴らした猛者!!
大東文化大にこの男ありと恐れられ、日本代表にも何度も選ばれるスポーツエリートだったが、チト悪いことに無類のケンカ好き!!
なんども試合中、一戦を越える乱闘やラフプレーをやらかし、そのせいで協会から顰蹙を買い、相手をブン殴って銭がもらえるプロレス界に転向!!そのファイト・スタイルは凶暴の一言・・・。


グルジアの英雄キカリシビリ・ラマズをぶっ飛ばしたかと思えば、日本人最重量、元幕内力士大刀光といった強豪をワンツーパンチでKO!!まさにその実力は、誰もが恐れていた!!


Jr「しかしっ、俺には、ルチャの誇りがあるッ!!スペインの白人どもに虐げられ、自由を求めたアステカの民が生み出した格闘技、『自由への闘い(ルチャリブレ)』!わが命尽きるとも・・・この敵を倒すっ!」


カーーーン!!


謙吾「ガハハ!!俺様のパンチで貴様の顔を変形させて、本物のドス・カラス(2つの顔)にしてやるゼ!!!」ドスッ、ドスッ!!

Jr「くう、この男口だけではないっ、噂に違わないシャープなパンチ・・・な、なんとか組み付かねば・・・」

ドス父「息子よ、頭を不用意に下げるな!!」

謙吾「オット、それこそこちらのお待ちかね!!ニーだっ!!」
ガツーン!

Jr「ぐう、頭を上げればパンチの嵐、下げれば膝地獄!!ま・・・まさに袋小路ッ」



このとき、Jrも含め会場の誰もが、謙吾の大有利を確信していたであろう・・・たった一人を除いては!
のちにスポナビの某記者は、自分が見た光景をこう証言している。
「あんなピンチに見えたのに、セコンドの親父さん顔色ひとつ変えず、同じ表情のままなんですよ。やっぱり修羅場をくぐった違いですかね」


Jr「思い出せっ、わが偉大なる父と叔父の教えを。偉大なるエルサントから続く伝統を!!」


無意識に、Jrの闘う遺伝子が呼び起こされた。幻のシドニー五輪グレコの体勢で謙吾の上半身をホールド!!


ドス親父(カッと目を見開き)「Jrよ、今こそ”チリマー”!!」

謙吾「こ、このくたばりぞこないがッ!!俺はコーナーを背にしてるんだ、後ろには倒れねえゼ!」

Jr「誰も、後ろに倒すとは言ってないぜ!!」

謙吾「な、ナンだ?腕が動かせねえ!!」


(見開きでぶん投げられる絵)ブーン!!グシャ!!


レフリー「イカン、折れてる!!試合は中止だーーーッ」
カンカンカン!!!ウオオオオオオオ!!!


客「うおー、すげえぞお」「悪かった、お前こそ勇者だ!」「ビバ(すばらしい)メヒコ!!」

親父「息子よ、まあまあ良かった。合格だ」

Jr「父さん、そしてマスカラス叔父さん!あなた方のおかげです、グレシアス(ありがとう)!」



控え室で記者
「Jr、あなたの相手謙吾は、腕を折られて救急車で運ばれましたが、やはりそれは制裁で?」

Jr(笑顔で)「リングを降りれば、僕も父も全てを許すよ。早い回復を祈るばかりだ」
ドス父「謙吾くんに伝えてくれたまえ、メキシコには骨折に奇跡的に効くぬるい鉱泉があると。
我々が『不死身仮面の泉』と呼んでいる場所だ。いつでも案内すると」



『わたしもビデオで彼の”チリマー”を見たが、まさにあれは
私もくらったテーズの「ヘソで投げる」方式の応用だった!
彼の叔父に当たるマスカラスが、テーズの元であらゆるテクニックを
吸収したことは、かつて梶原先生が描かれたとおりだが・・・それでは
油断していた謙吾君はひとたまりもあるまい!
謙吾の友人で私の弟子である藤田や安田も、ぜひJrと戦いたいと
熱望している!!うかうかしてると、いつか彼の腰に私の創った
IWGPベルトが巻かれるかも・・・ウフフ!!』(アントニオ猪木・談)

「仮面の皇太子!! ドスカラスJr.」 完


ところで「引退したらどうやって食っていくんだろう?」とか心配する皆さん、ご心配は無用。
日本において「元ラグビー部マフィア」はマジにめちゃくちゃ強固な相互補助機構を持っていて、元日本代表一人を食わせることなどたやすい。何しろ鈴木建想はプロレスラーとしてタニマチから接待された時「(ラグビーのタニマチに比べると)大したことないっすねえ」と感じたそうなのだ。



高瀬大樹は海外試合で反則負け

だったらしい。詳細は不明だが急所攻撃だったらしい。
今をときめく無敵王者アンデウソン・シウバに一本勝ちしたという「原資」があるのだから、あせらず次のチャンスを狙ってほしい。それでもし、海外のチャンスがなくなったら、やや体重差がある?のかな?GRABAKA勢力にどっちが寝技がうまいか決めようや!と挑戦してほしいです。


関係ないけど、梶原節というのは、漢文崩れのような「全身これ人間凶器」の”これ”ですね。まさにこれが効いている。


ミノワマンドン・フライと闘う。

http://www.kamipro.com/news/?id=1213685581

決定カードについて、佐伯代表は「ミノワマンvsドン・フライというカードは、ミノワマンの相手としては一番観たい選手じゃないかと思う。このカードはどの大会でやってもスペシャルマッチになる」と決定カードに満足げな表情を見せた。


すでに論評を超越した世界に入ってしまった。