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仕事の内容に応じて適切な「モード」に切り替える



大橋悦夫クルマがスピードに合わせてギアを切り替えるように、人も取り組む仕事の内容に合わせて切り替えるとうまくいきます。

人にとってのギアにあたるものは「モード」です。これ自体は目に見えないものですが、仕事の内容にフィットしたモードでいるとき、人は高いパフォーマンスを発揮します。

「今日の午前中はなぜか調子がよかった」「午後の会議後に○○をやったらいつもより早く片付いた」といった、偶然良い結果が得られることがありますが、この場合がまさにモードが仕事の内容にフィットしていたときです。

この「偶然」を「必然」に変えることができれば、すなわち必要に応じて必要なモードに切り替えることができれば、仕事はもっと楽に片づけることができるでしょう。

では、具体的にはどうすれば良いか?

環境とモードの掛け合わせで決まる

僕自身、特定のオフィスを持たず、自宅か出先かのいずれかで仕事をしています。

自宅でしかできない仕事もありますが、カフェや新幹線の車内など、自宅以外のほうがはかどる仕事もあります。

こうした仕事の内容とそれを行うのに適した環境との組み合わせを模索する中で見つけたのが「モード」というものの存在です。

前回うまくいったのと同じ環境に身を置いているのにもかかわらず、前回のようにはうまくいかないことがあります。環境が同じでも、その時々の自分のコンディションや直前に取り組んでいた仕事の内容によって、仕事のパフォーマンスは影響を受けるのです。

つまり、環境に加えて、その時々の自分のコンディションやコンテクストによって決まる「モード」に注意を向ける必要があるわけです。

もちろん、カフェに行けば自宅よりははかどる、という環境単体でも一定の効果はあるでしょう。でも、コンディションに問題があれば、カフェに身を移したところで期待したパフォーマンスは発揮できないかもしれません。

逆にいえば、適切なモードに切り替えられさえすれば、環境が変わらなくてもOKという場合もあります。

まずはモードのコントロール

そう考えると、メインはモードのコントロールであり、このコントロールを助けてくれるのが環境である、といえます。

どんな仕事をどういうタイミングで取り組んだときに望ましい結果が得られたのか、あるいは思うように結果が出せなかったのか、といったことを記録し、ふり返ることで、モードのコントロールができるようになります。

その仕事に取り組んだ時間帯やその前後に行っていた仕事の種類、あるいは事前に準備していたことなど、無意識にやっていたために、改めて記憶をたどってみて初めて気づくこともあるでしょう。

自分の中における「モード」の変化を観察および記録していくことで、イチかバチかの「行き当たりばったりワーク」からラクで楽しい「行き当たりぴったりワーク」に切り替えることができます。

マンガでも解説しています

▼一致団結!


▼お祭り状態…


▼「集中するモード」を習慣化


▼カフェで仕事をするメリット


▼寄り道がポイント


▼この方法、けっこう効きます


▼たったそれだけです


『マンガでわかるスピードハックス』



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