V6の井ノ原快彦(35)とともにNHK「あさイチ」(月~金曜、午前8時15分)の司会を務める有働由美子アナウンサー(42)が、またまた朝からぶっとんだ発言で注目を集めた。マンガの特集で、男同士の同性愛を描いた「ボーイズ・ラブ(BL)」の信者であることを告白したのだ。
有働アナといえば、同番組中に、脇にかいた汗ジミが見苦しい-という苦情ファクスを自ら紹介して堂々と謝罪、また、あるときは番組前の朝ドラでボロボロに泣きながら番組をスタートするなど、天真爛漫ぶりが注目の的。24日の放送でも、NHKアナのタブーを打ち破るような告白があった。
この日はマンガの特集で、最近はやりの「BL(ボーイズラブ)コミックス」を扱う書店や、男性同士のセクシー画像を紹介。そして有働アナ自ら、「あたしBL読んでる。男女の恋みたいに簡単に結ばれないから切なくて良い!」と熱い支持を表明したのだ。
朝っぱらから、ケシカランという声が殺到するかと思いきや、インターネット上には、「理解ある発言」「よく言った」と同好の士からの好意的な意見が目立った。
四十路の独身アナもハマるこのBLブーム、知らぬはオヤジ世代ばかりのようで、いまどきの恋愛事情にくわしい作家の内藤みかさんは、こう語る。
「有働アナに限らず、最近になって『実はBLが好き』とカミングアウトする女性をちらほら見かけます。震災がきっかけで『好きなことは素直に好きだと言おう』という風潮になりつつあるのかもしれません」
それにしても、なぜ同性愛マンガが、それほどもてはやされるのか。内藤さんが続ける。
「BLの、大きな特徴としては、主に女性が楽しむ読み物だということです。そして登場人物が美形であることが多いのです。学園もの、サラリーマンものなど多彩なジャンルがあり、愛情表現もキスもしないケースから、性行為もあるハードなケースまでさまざまです」
「BLには制限があります。一般カップルでは当たり前のことができません。男同士なので手をつなぐことすら街では難しいのです。手をつなぐどころか告白もできず、恋心も秘め、ひたすら良き友人としてふるまうという設定も多いため、せつなく感じる女性も少なくないでしょう」
お父さん、理解できました? できない? 私もです。