最近、疲れがめっきりとれない。理由は自分でもわかっている。
毎晩の“寝落ち”が原因に違いない。パソコンに向かいながら、いつの間にか夢の世界に入っている自分。ベッドで、しばらくまともに寝ていないもの。

そろそろ、しっかりグッスリ寝たい……。そんな時は、ココが心強い味方になってくれるらしい。群馬県高崎にある、“眠り”に特化したブランド「眠り製作所」が話題になっているのだ。


実は元々、健康・美容関連の会社として活動していた同ブランド。しかし、
「健康・美容には“適度な運動”と“食事”と“眠り”が不可欠ですが、この中で最もおざなりにされているのが“眠り”だったんです」(「眠り製作所」・木榑さん)
と、今から3年半前にブランドの方向性をより専門化。今では「sleep for happy(スリープ・フォー・ハッピー)」を旗印に、“眠り製作道”をまい進している。

そんな同ブランドでは、自社のスタッフでオリジナル寝具を開発・販売中。その中でも特に充実しているのが、枕である。
そこで、今までの数あるオリジナル枕のうち、「コレ!」という自信作を挙げていただいた。


まずは、高さ調節のできる『レ・ムールソフト』。
「枕の基本は“高さ”です。それによって『眠りやすい』「眠りにくい』が出てくるんです」(木榑さん)
だからこそ、枕の中にエアバッグを内蔵。仰向けになって枕に頭を乗せ、ポンプで空気を入れてイイ感じの高さに調節。安眠をいざなう。
そして、このエアバッグはなんと救命胴衣メーカーに製作を委託している。
また、枕の中には羊毛を球状に丸めた「ウールノップス」が入っているのだが、これは「眠り製作所」が契約する地元・高崎の製造工場でしか作れないという。

同ブランドならではの商品が、もう1つある。それは、“抱かれ枕”。
「飛行機のファーストクラスやソファに座る時、腕を肘掛けに乗せると楽ですよね。それは、腕の重さが支えられて肩への負担を感じないからなんです」(木榑さん)
この枕を使うと頭や首だけでなく、肩や腕への負担を軽減してくれる。そして、このU字型の造形が“包み込まれるような安心感”を与えてくれるらしい。


……と、他にはない商品の連続なのだが、このブランドの意気込みを特に感じさせるエピソードも紹介させていただきたい。
「私たち眠り製作所は、お客さまの声を大事にします。『この枕だと首が痛い!』なんてご意見が来たならば、その人が痛くならないような枕を作ればいいんです」(木榑さん)
同ブランドでは、意見を寄せてきたお客さんに寝具開発の際のモニターになってもらっているというのだ。
「お客様は、本当に自分に合った物が欲しくてご意見をくれるんです」(木榑さん)
そういうお客さんが満足できる寝具が出来上がったとしたら、それは自ずと自信作になる。

また、これらのユニークなアイデアが可能となっているのには“群馬県”という土壌が関係しているらしい。
「実は群馬にはアパレルの工場が非常に多いんです」(木榑さん)
同ブランドでは一部の商品の仕上げを、近隣のアパレル工場に依頼。
オンリーワンの寝具の開発に努めているという。
「群馬には職人がいっぱいいますから、“メイド・イン・群馬”の商品を、これからもドンドン発信していきたいと考えています」(木榑さん)

気になる方は、「眠り製作所」のホームページが必見。

人間の三大欲求は睡眠欲、性欲、食欲。このうち、一日のうち最も長い時間を使うのは、言うまでもなく睡眠。しかし、平成21年の総務省の家計調査によると、我々が「睡眠欲」に出費する額は「食欲」の100分の1だという。
健康・美容には、幸せな眠りが不可欠。
実は、同社の商品ページを見ると、8,000円台だったり1万円超えの枕などもざらなのだが、ちょっと贅沢な気持ちで「眠り製作所」ブランドを利用してみるのもいいかもしれないですよ。
(寺西ジャジューカ)