酔って線路にうつぶせ、電車100メートル走行も無事 JR船橋駅
千葉県船橋市のJR船橋駅で17日午前0時ごろ、酒に酔って線路の上にうつぶせで倒れていた男性の上を、快速電車(15両編成)が約100メートルにわたって走った。男性は額から出血するけがをし病院に運ばれたものの、命に別条はなかった。
JR東日本広報部は「電車と線路の隙間にうまく入ったので奇跡的に助かった」と驚いている。
JR東によると、線路の幅は110センチ弱、電車の底面と地面のすき間は狭いところで約30センチだった。総武線久里浜発千葉行き快速電車の運転士が、駅構内の線路に倒れている男性を約200メートル手前で発見、非常ブレーキをかけたが、電車は男性の上を走って停止。6両目の下にいた男性を、駅員らが引きずり出して救出した。
男性は50歳以上とみられ、酒に酔っていたという。駅員に「かばんを取りに行こうとした」と説明している。〔共同〕