牡蠣の養殖いかだがたくさん並んでいるのは、わたしも気仙沼に行ったことがあるので見たことがあります。

 山の上の森の育んだ水が流れ下ってきて牡蠣が丸々太るのだとというこをフランスで学んできた方が、毎年植樹をするようになった、そうして大切に育てている牡蠣の海。放射能で汚染させたくないものです。

 宮城県議会のHPに以下のような質問が載っているそうです。氷山の一角でしょう。:

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◆(遠藤いく子委員) 順番を変えまして、最初に、プルサーマルの問題に関し
て伺いたいと思います。
 きのう、私ども、国会議員、地元議員とともに、浦戸、寒風沢など塩竈周辺の
チリ地震津波被害を調査してまいりました。極めて深刻で、各漁業組合長なども
今後を憂えていました。激甚指定や融資などの要請は知事も受けていると思いま
すが、特に壊滅的ないかだなどの養殖施設については、廃棄するにしても、活用
するにしても、分別・より分けが必要なので、臨時雇用対策基金なども活用して
、支援部隊の確保などを強く要請されてきたので、要望しておきます。
 ところで、こうした沿岸地域が津波被害で途方に暮れている中で、きのう、プ
ルサーマルの受け入れを決意したとの報告に、県民や関係住民の思いを逆なです
るようなやり方ではないかと強い怒りを表明します。
 そうした中で、私ども、大変重大な問題を知りました。歴代の原子力安全対策
室長が東北電力の立地技術調査役として天下っていたと、途切れなく天下ってい
たという事実です。
 具体的に申し上げたいと思います。
 宮崎氏、平成六年に、原子力安全対策室長。平成十一年三月、環境生活部次長
で退職。平成十五年四月から、電力の火力原子力本部立地環境部調査役、十六年
三月まで。それから、森氏、平成七年に、県の原子力センターの所長。平成十六
年三月、環境生活部次長で退職。電力のポストとしては、十六年四月から十九年
三月まで、火力原子力本部立地環境部調査役です。それから、須藤氏、平成十年
から十一年まで、県の原子力安全対策室長。平成十七年三月、環境生活部次長で
退職。十七年、外郭団体の公害衛生検査センター専務理事を経て、電力のポスト
としては、十九年四月から二十一年三月まで、立地技術部調整役。高橋氏、平成
十二年から十四年まで、県の原子力安全対策室長。十九年三月に、環境生活部次
長で退職。十九年四月、外郭団体の公害衛生検査センター専務理事を経て、電力
ポスト、二十一年四月から、立地技術部調査役と、一連つながっております。
 このような癒着とも言われる事態のもとで公正な判断ができるとは、私には思
えません。まず、きのうの受け入れを撤回して、再考する以外にないと考えます
が、いかがでしょうか。
◎(石山英顕総務部長) 前段でありました県の職員の再就職先になっていると
いうような御指摘でございますけれども、そちらにつきましては、私どもの内部
的な基準あって、適正に再就職については取り扱っているということで、年に一
回の公表など含めて適切にやっているところでございまして、そこは、本人の知
識とか経験、そういったものが生かされて企業に登用されているというふうに考
えており、今回の受け入れということとは別問題と認識しております。
◎(村井嘉浩知事) 昨日、三者協議をいたしまして、最終判断をいたしました
。先ほど、こちらの方でも全員協議会で報告をいたしました。その内容と今回の
今遠藤委員が御指摘になったものとは全く何の関係もございませんので、どうか
御安心いただきたいと思います。
◆(遠藤いく子委員) 安心できません。もともと設置変更の申請をしていると
ころと、それに対する同意をするかしないかを決めるところと、そこの関係で切
れ目なく、全く切れ目なくこういう形で行っているということは、これは大変重
大な問題だと思います。
 実は、このことに関して、プルサーマルには賛成だという立場からだけれども
、電力関係者の方からも通報がありました。そして、私は、今回、事実の経過の
調査と報告とそれへの対応というのを、ぜひ、取り扱いについて協議していただ
きたいと思います。
◎(村井嘉浩知事) 県は、民間企業に再就職する際も一定の基準を設けて、そ
の基準の中で再就職をするようにしております。そういう意味で、民間企業に、
県職員の中でも特にちゃんとした識見を持った職員がその能力を買われて再就職
することについて、私どもでルールの範囲内であるならば、何も異を唱えるもの
ではありません。唱えるべきでないと、このように考えております。
 だから、プルサーマル。そういったふうに職員がそういうところに何人か就職
をしているから、だから、プルサーマルを認めたというようなことは全くありま
せんので、その辺について、そういうふうな質問されるのは大変心外でございま
す。
◆(遠藤いく子委員) 知事の御答弁はそういうことだということはわかりまし
たが、ぜひ、この問題について取り扱いを検討していただきたいということを委
員長にお願い申し上げたいと思います。
○(柏佑整委員長) 遠藤委員に申し上げます。
 質疑は、予算案に対する質疑であります。御留意をお願いしたいと思います。
◆(遠藤いく子委員) 予算全体についてここでは述べることができるというふ
うに思いますので、原子力安全対策室ということに予算も出ておりますし、また
、全体としての方向というものがあって私も通告をしてきたことですので、十分
留意をいたしますが、ぜひ、取り扱いについては御協議いただきたいと思います

    〔「委員長、反問」と呼ぶ者あり〕
○(柏佑整委員長) 村井嘉浩知事。反問を認めます。
◎(村井嘉浩知事) 確認をさしていただきたいんですけれども、来年度の当初
予算と、一部の職員が電力に再就職をしたということと、私は、特に相関関係は
ないと思うんですけれど、どういう相関関係があるとお考えなんでしょうか、お
答えいただきたいと思います。
◆(遠藤いく子委員) 今、お一人お一人ちょっと申し上げましたけれども、こ
れで言いますと、平成十五年四月から平成二十一年、今もかかわって、切れ目な
く原子力安全対策室長若しくはセンター所長という形で、一年も一カ月も切れ目
なく続いているということですので、そういうことがプルサーマルの問題に関し
て、宮城県の原子力政策に関して非常に重要な疑いがあると、問題があると思っ
て指摘をしているということです。
○(柏佑整委員長) 反問を終了します。
◆(遠藤いく子委員) それでは、取り扱いについて委員長に御協議をお願いし
て、次に移ります。