Windows のみ：プライマリハードドライブがいっぱいになってきて、すべてのソフトを入れておくことが出来なくなってきた、という方には『Steam Mover』というツールがお勧めです（ただし、別のストレージドライブがあること前提）。
Steam Moverは、もともとハードコアなゲーマーが、ダウンロードしてきたゲームを別のドライブへ移し、プライマリハードドライブのスペースを確保出来るようにデザインされたものです。最近ではハードディスクの価格も下がり、この手のツールの需要はそれと共に下がりました。しかし、最近脚光を浴び始めているSSDの影響で、この需要がまた少し戻りつつあるのです。
Steam Moverは、Steamクライアント経由でダウンロードしてきたゲームと、かなり相性よく出来ていますが、それ以外のアプリでもうまく連動出来ます。
プログラムのデフォルトのターゲットディレクトリは、Steam用のアプリケーションフォルダとなっているのですが、このフォルダを、移動させたいアプリケーションが含まれているフォルダへ変更します。フォルダが選択されると、関連プログラムの全てがリスト表示されます。Steam Moverは、関連フォルダの全てのデータをセカンダリドライブへ移動させ、代替フォルダとして指定した、新規フォルダへのリンクを作成します。これは、ほとんどのアプリケーションに対して使用可能です。
ターゲットフォルダ、および指定フォルダを選択したら、移動したいプログラムを選択。アプリの下にある右矢印をクリックすると、選択されたアプリケーションが別のドライブへ移動されます。左矢印をクリックすることによって、アプリケーションの移動を元に戻すことも可能です。
このソフトは、今の段階ではイニシャルリリースなので、Steamゲーム以外のアプリを移動させることに関して、開発者側は何の保障も約束していません。テストしてみたところ、イラストレーターとフラッシュビルダーの移動がぎこちなかった点を除けば、問題なさそうでした。この問題も、新しいフォルダからオリジナルフォルダへ全てコピーすることで、解決できました。
Steam Moverは、Windows 7・Vista用のフリーダウンロードです。XPはサポートされていません。
Aaron Martin （原文／訳：まいるす・ゑびす）
