特異な才能を持っている人は生まれつきで、私たちが成功するするかを決定するのは、その才能、つまりDNAによるものだ、と考えている人はきっと多いことでしょう。 『Harvard Business Review』のTony Schwartz 氏も同感でした。

しかし、58歳のTonyさんはここのところ毎日テニスをしていて、自分でも信じられないほど上達してきていることを感じるのだそうです。身体機能だけでなく、メンタル、スキル、可能性の面でも、私たちには成長の余地があるのだそうですよ。Tonyさんは、コレと決めたもので成功する6つの秘訣を教えてくれています。

1. 情熱を注げるものに取り込む

なんといっても、成功するには情熱、やる気、モチベーションが必要ですよね。好きなものだったら、失敗してもまたがんばろうと思えることでしょう。

 

2. 一番大変なタスクは一番最初に

私たちは厄介なことを後回しにしてしまいがちですよね。でも、実は一番エネルギーがあって、邪魔も入りにくい朝一番に、一番大変なタスクを終えるのが、成功の秘訣なのだそうです。

3. 密度の濃い練習をする

何に取り組んでいるかにもよりますが、お勧めしたい方法は、90分ぶっ続けで練習して、そのあと少し休憩し、練習時間は一日に4時間半以下にするというものです。私たちが集中して何かに取り組めるじかんは、一回に90分ぐらいが適当なのだそうです。

4. 断続的に、「師」からのフィードバッグをあおぐ

簡潔かつ的確なフィードバッグを、その道で優れた人から時々いただきましょう。フィードバッグの頻度は、少なすぎても多すぎてもやる気を削いでしまうので、自分で時期は判断してくださいね。

5. 胸を張って休憩を

90分集中して練習したあとに適当な時間休憩するのは、ご褒美だけではなく、大切なことでもあります。煮物は冷めるときに味がしみこむように、私たちもリラックスすることで、集中的に学んだ知識を自分のものにするのです。周囲が働いているときに休むのは気が引けるかもしれませんが、胸を張って休んでくださいね。「しみこませる」という作業を実は行っているのですから。

6. 練習を儀式化する

「強い意志があれば続けられる」といっても、なかなかそれを持ち続けることは難しいですよね。やらなきゃと思うよりも、一日の中で特定の時間や場所をもうけて、スケジュールに組み込み、ある種儀式化することで「しないと気持ちが悪い」というところまで持っていきましょう。

人からやれと言われたことは、なかなかやる気にならなかったりしますが、自分でやると決めたことはやり遂げたいものですね。今は新年度でも何でもありませんが、思い立ったら吉日! 最後まで読んでくださった方は、これを機に何かに挑戦してみてくださいね。

Six Keys to Being Excellent at Anything [Harvard Bussiness Review]

(山内純子)