いい選手はいっぱいいるんだけど・・・ジーコの話を聞いてふと思った。 | ガンバボーイ2号のGuerrilla Radio

いい選手はいっぱいいるんだけど・・・ジーコの話を聞いてふと思った。

産経ニュースでの「話の肖像画」コンテンツに、元日本代表監督のジーコが登場。
この回を読んで、興味深かったわ。
では、ここから引用します。
 

〈1989年にフラメンゴを引退。だが91年に現役復帰し、当時日本リーグ2部だった住友金属に入団した。その後、Jリーグが発足し、鹿島アントラーズでプレー、日本サッカー界に貢献した〉

 私が日本でプレーし始めた当時、日本のサッカー界はあらゆる意味でプロフェッショナルではなかった。一部の選手は会社員だったしね。Jリーグが創設され、選手たちは真剣にサッカーのことを考え始めたんだよ。

 サッカーで最も大事なことは、自分で考えてプレーすること。創造性が最も必要なんだ。だけど日本の選手たちは、ミスをすることを極端に恐れていたね。それは日本の文化であり、学校教育の問題なのかもしれないと考えている。ミスをしたら、監督は別の選手を使おうとする。監督がミスをした選手を殴ることがあるということも聞いたよ。でもそれでは選手は萎縮してしまい、思い切ったプレーができない。ドリブルをしてミスをしたら、ボールを奪いにいけばいいんだ。試合にはミスがつきものさ。自分で試さなかったら何も生まれない。この世に完璧な人間はいないんだよ。

 日本の選手からよく、試合でどうしたら良いかを聞かれた。日本人は他の人から教えられるのが好きだね。結局は全てのことを自分で考えて行動するしかないんだ。判断力が最も大事なんだよ。もしミスしてしまったら、今度はミスしないように練習を重ねるしかない。その繰り返しでうまくなるんだよ。

 〈2002年には日本代表監督に就任。06年ドイツW杯でブラジル代表と対戦した〉

 私はプロとしてあの場所にいたわけだから、日本のために仕事をすることしか考えていなかった。選手たちにはこう言っていたんだ。「私はブラジル人だから、ブラジルの国歌が流れたときはブラジルのことを考え、国歌を歌う。だけどブラジル人であることはそれまで。そのときが終わったら、日本のために全力をささげる」とね。でもこういうことは私だけが特別な体験ではないんだよ。ポルトガル代表を率いたルイスフェリペ・スコラリもブラジルと戦ったし、ブラジルでは珍しいことではないんだよ。

 〈ドイツW杯ではチームの主力だった中田英寿選手が大会後に引退した〉

 彼は本当にすばらしい選手だった。日本サッカーの歴史上、ベストプレーヤーだと思っている。持ち前のテクニックだけでなく理解力にも優れていて、どんな練習でもその目的を悟るのが早かった。欧州の名門チームでプレーしていたから、アドバンテージがあったんだね。適応力もあったし、他の選手たちとは違っていた。完璧な選手だったと思う。日本代表にとっては最も重要な選手だった。


 〈日本を去ってから10年がたった〉

 最近は日本の試合を詳しく見ていないけれど、日本人にとって問題なのは、相手チームが1点をとったら全てが崩れてしまうこと。自信をなくしてしまうのかな。この点は鍛える必要があるね。強化するためには心理学者をチームに入れることだね。選手たちと一緒に生活をして、その都度、カウンセリングをして選手一人一人に自信と安心感を与える。チームを一つにするために心理学者の力は重要だね。そして、チームスタッフはがんばっている選手を信頼しなくてはいけない。絆と一体感がチームを強くする。(聞き手 佐々木正明)

※産経ニュース7月27日06:41更新分より引用。

ハンス・オフト体制から、現在のハリルホジッチ体制まで、
日本代表には、優れた選手がいっぱいいたんですが、
このジーコの話で、中田英寿を超える選手はいなかったことに、脳ミソバーン!
海外の超有名な選手を手本にするのは、誰でもできるが、
自分が考えて行動することに関しては未発達。
それ故、周囲と調和が取れてない。
今の日本代表の戦い方に、面白みが欠けていたのは当然やわ。

自分で考えて行動する。
そして、思想を周囲とシェアする、シンクロする。
これがうまく機能すれば、面白いアクションを起こすことは可能だ。
それぐらいやってほしいわ。
9月にロシア行きへの聖戦が始まる”ハリル・ジャパン”と、
リオデジャネイロで準備中の”手倉森ジャパン”に。


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