共産は倍増、大歓声と涙
現有8議席から倍増を果たし、第3党に躍り出た共産党。渋谷区の都委員会事務所では午後11時40分ごろ、17人目の当選が伝えられると歓声が上がり、涙を浮かべ喜ぶ支援者の姿も。志位和夫委員長も駆けつけ、「議席の倍増以上の成果だ。参院選でも風穴を開ける奮闘をしたい」と笑顔を見せた。
午後10時半ごろ、現有勢力の維持確実との知らせを受け、都委員会の土肥靖治書記長らが万歳をして祝福した。その後も次々と当選が決まり、議案提出権が得られる11議席を上回る結果となった。同委員会の広報担当は「1997年の都議選で第2党となった時以来の大躍進だ」と喜びの声を上げた。
市田忠義書記局長は午後10時前、事務所で壇上に上がり、「アベノミクスに批判的な人の多くが投票してくれた。原発再稼働や憲法改正を許さない党の訴えが都民の心に届いた」と話した。
支援者は「今の安倍政権に不安を抱く無党派層の受け皿になった」と評価。「他党と違い共産党は政策が一貫している。もの言う野党として頑張ってほしい」と期待を込めた。