「iPad脳の恐怖」の恐怖

6月8日、関西版の朝日新聞の声欄に下記のような読者からの投書が載っていました。投書したのは51歳の大学教員で京都在住とのこと。

タイトルは「iPad 高まる期待と懸念」で、前半はごく普通にiPadへの期待が書いてある文章。後半が「懸念」についてなのですが、何を懸念してるんだろうと思いつつ読んでみると下記のようなことでした。

その一方で教育に携わるものとしては、iPadなどの情報端末を教育分野に応用しようとする動きには複雑な心境だ。ワンタッチで解説、映像、音が現れる環境になれた子供は、文章の行間を読んだり、物事を深く考えたりする力を自ら養っていけるだろうか。思考を深める道具としての情報端末の使い方を、教える側も論議する必要があると思う。


サイバーの世界にどっぷりつかって育った子供の姿を想像すると、私は少々恐ろしさを感じるのである。


でた〜!


半年以内に「iPad脳の恐怖」とかいう本が発行され、iPadのせいで思考力が衰えた子供の例などが“教育に携わるものの意見”として日本全国から報告されるに違いない。テレビのワイドショーも大騒ぎ!



こわーーい!!

なにが?



なお、すべての社会事象を“おちゃらけ”視点でしか見られなくなる“おちゃらけ脳の恐怖”にも気をつけたい。


そんじゃー





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追記)“関連つぶやき”をご紹介。添付の画像(URL)がめちゃおもしろい。噴きだせますよ。


追記2)タイトルを「朝日新聞社脳の恐怖」とすればよかったかも?
「新聞の世界にどっぷりつかって育った子供の姿を想像すると、私は少々恐ろしさを感じるのである」みたいな。