731部隊隊員の名簿公開

 ペストを投与した人体実験の疑いがある論文の検証を要請している「満州731部隊軍医将校の学位授与の検証を京大に求める会」(京都市中京区)が14日、京都大で記者会見し、国立公文書館から関東軍防疫給水部・731部隊「留守名簿」の開示を受けたと発表した。
(後略)

開示したことを評価すべきなのか、政府が進んで公開してこなかったことを指弾すべきなのか……。はっきりしているのは、この社会はアジア・太平洋戦争をきちんと振り返るために必要な、現存する資料すらきちんと公開できていなかった、ということですね。「いつまで昔の話をしてるんだ」どころか、いまだスタート地点にすらたどり着いていないわけです。
京都新聞731部隊をとりあげた連載についてはこちらを。またゆうさんの「南京事件 小さな資料集」改め「南京事件−日中戦争 小さな資料集」第四部には2016年から17年にかけて731部隊についての多数の考察がアップされています。遅ればせながらご紹介まで。