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J1鹿島、無期限の活動休止 監督はブラジルに帰国

2011年3月15日18時50分

 3月中のJリーグ全試合の中止が決まり、各クラブは15日、活動休止や練習日程の変更などを相次いで決めた。

 J1鹿島は無期限の活動休止を発表した。水道、ガスなどのライフラインが復旧せず、食料とガソリンの不足も深刻なためだ。選手は各自実家などに移動し、オリベイラ監督らブラジル出身のスタッフ、選手は帰国するという。井畑滋社長は「余震と、(福島第一原発の事故による)放射線も風向きによって影響がある。選手が抱えるストレスが大きい」と話した。

 スタジアムが被災したJ2水戸は練習休止を20日まで延長。J1浦和は16日から21日までオフにすることを決めた。モンテネグロ出身のペトロビッチ監督は15日に一時帰国した。仙台市に実家のあるMF青山は両親を迎えにいったという。J1大宮も18日までオフにするという。

 また、J1横浜マは15日、原発事故により横浜市内の放射線量が上昇したことから、全体練習後に自主トレしていた選手をクラブハウスに引き揚げさせた。20、27日に行う練習試合を含めて、今後の予定は流動的という。クラブでは計画停電の実施を受けて、クラブハウス内での節電を徹底。照明を使う夜間練習を行うことが多い下部組織の活動も当面の間停止するという。

 21日までオフにする名古屋はストイコビッチ監督が離日すると15日発表した。パリにいる監督の家族が心配しているという。FWケネディも豪州に一時帰国する。練習が再開する22日までにはそれぞれ再来日する予定という。

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