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逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

「原発は安全」と福井県(科学)専門委

2012年06月13日 | 疑似科学・ニセ疑似科学批判

『繰り返される(科学)専門委の「原発の安全宣言」の不思議』

6月10日、関西電力大飯原発3、4号機の安全性を技術面で検証する福井県原子力安全専門委員会(委員長・中川英之福井大工学部長)が県庁で開かれ、政府が示した暫定的な安全基準を妥当と評価、『3、4号機の安全は確保出来ている』との報告書を了承した。
今回の政府が再稼動を目指す関西電力の大飯原発の『安全性』の確認問題は深刻で、歴史的な問題点を含みに根が深い。
同じ福井県の若狭湾にある2004年8月に美浜原発3号機で2次系配管が破断し11人が死傷する事故を起こし経済産業省原子力安全・保安院から運転停止命令を受けた関西電力のいわくつきの『福井県』原発である。
2003年(平成15年)に検査記録の改竄が発覚して、東電は全原発が稼動停止に追い込まれたが、所有する17基中過半数の10基が福島県にある。(世界最大出力の7基の柏崎刈羽原子力発電所は2007年新潟県中越沖地震による火災事故発生等でいったんは全面停止している)
東電の記録改竄でプルサーマルに疑問を持った当時の福島県知事の佐藤栄佐久は、水谷建設などの胡散臭い収賄事件を口実にして東京地検特捜部の強制捜査で5期目の任期途中で失脚。その後逮捕起訴され裁判でも有罪とされたが賄賂事件なのに追徴金もつかないという摩訶不思議な常識外れ。『不可解』の見本みたいなもの。
この福島県とは対照的なのが福井県である。
東電よりも悪質でも関電は全原発停止にはならなかったのは、今回のような福井県当局と原子力ムラとの大甘の馴れ合い姿勢が大きく影響しているようだ。
『歴史は繰り返す』とは言われていたが、死亡者まで出た8年前の配管の破断による蒸気噴出事故で設置された県原子力専門委の中川委員長は、今回と同じ『技術基準に適合』『安全性は確認し、動かせる状態』と了承した。
3・11福島第一原発の過酷事故発生の今も、昔もまったく同じである。
国の安全・保安院が『安全確認』をノーチェックで了承しているので、福井県の科学者の専門委員会は今回も、8年前の原発事故時とまったく同じ『安全確認』を行っているのです。
もちろん、国の原子力安全委員会も福井県原発専門委も今だに世界のどの国も成功していない、人類が生んだ最悪の毒物であるプルトニウムを燃料として、水と触れると爆発的に燃焼する金属ナトリウムを冷却材に使う危険極まりない(未知の危険性がある)1兆円を浪費しても事故続きでまったく発電しない高速増殖炉もんじゅの『安全性』に対しても、同じ『安全確認』を行っている。
高速増殖炉は県や国の各種安全審査をクリアしているが、身内の原発専門家(科学者)の『安全性』の確認である。
関西電力美浜原発3号機は、加圧水型原発の独占メーカーである三菱重工業による配管の製造番号の刻印の捏造などの、悪質な違法行為があったにもかかわらず『技術的に安全』との”お墨付き”を同委員会から受けたことで1年3ヶ月ぶりに運転停止命令が解除されている。
まったく同じように、今回の3・11の福島第一原発の未曾有の大災害から1年3ヶ月ぶりの県専門委による関電大飯原発の『原発安全確認』を経ての再稼動とは、絶句するしかない。
福井県原子力安全専門委員会として態度が、『原発安全神話』で終始一貫して少しもぶれない態度は見上げたものであるが、余りに不真面目で無責任、傲岸不遜、厚顔無恥にも程があるだろう。

『現代の関東軍、独立王国「関西電力」の傲慢』

原発銀座と揶揄されるくらいに原発が密集する、福井県の原発専門家(科学者?)の恥知らずな鉄面皮ぶりには腹が立つ前に呆れ果て、あいた口がふさがらない。
この福井県の専門家連中は1年3ヶ月前に福島で起きて現在も続いている原発の過酷事故は『悪夢か幻』で『現実の話では無い』とでも思っているのだろうか。
政府と関電は口を揃えて、世間に向かっては『電力が足りない』『節電を御願いする』といっているが真っ赤な嘘のダブルスタンダード。
関電は一方で火力発電所の再稼動を渋りながら同時に今までどうりの電力の大量消費を推進して、電力が『足りない』ではなくて、電力を『足りないように』見せかけるように画策しているのです。
関電のこれ等の意識的な怠慢行為は、テロの破壊工作に等しいと言われても仕方がないであろう。
40%と全国の電力会社で一番原発での発電比率が高い関西電力は、3・11の福島第一原発の過酷事故から1年3ヶ月の間、何ら反省すること無く事故以前と同じ態度でオール電化を系列販売店に補助金を出して推進(電力消費の奨励)していたことが発覚している。
関電は一方で密かに電力の大量浪費のオール電化を画策しながら、一方で閉鎖されている出力120万キロワットの多奈川第二発電所など火力発電所は再開に時間がかかるとして再稼動の考えが無い。
しかも一番問題な、福島第一原発の過酷事故の原因の究明は何ら為されていない。
原発事故そのものが少しも収束していない。
そればかりか未だに数十万人が避難している未曾有の大事故にもかかわらず司法がまったく機能しないので誰も責任を取らず誰も逮捕されない。
もちろん事故原因究明のための強制捜査が行われる素振りもない。
今の最新の科学でも原子力発電は技術的に未熟で収束する目途さえ立てられない悲惨極まる有様で、今の時点で『原発が安全である。』などと断定出来るまともな科学者は一人もいない。
暴走した時に誰一人『止める』技術を持っていないものを『動かす』など、狂気の沙汰である。

『最初から「結論ありき」の出来レース(八百長)と怒る市民たち』

この『原発は安全との福井県(科学)専門委』との腹立たしい無責任でお馬鹿な原子力専門家の記事は、通常なら『放射能と情報操作』のカテゴリーに入れるべき内容なのですが、そもそもこれは『原発安全神話を信じる科学者』の話である。
それなら『宗教』が一番相応しいかもしれない。(当ブログは、政治ブログとしては極めて珍しい『宗教』のカテゴリーを持っている)
『宗教』では創価学会などの破壊的カルト宗教とかユダヤ・キリスト教の原理主義を扱っており、今回のような『科学』を信仰する摩訶不思議な新興宗教の『科学教』は、当ブログの独自のカテゴリー『ニセ科学とニセ・ニセ科学批判』の範疇であろう。
専門委員会の三島嘉一郎委員は関電の子会社(株)原子力安全システム研究所の執行役員なので原発ムラの村民どころかムラの幹部。中川委員長を含め委員6人全員が色々な名目で原発マネーを受け取っているので、今回の専門委の原発の安全宣言を政治的に判断して、原子力ムラの身内だけの談合で『最初から「結論ありき」の出来レース(八百長)である』との見方も十分出来る。
しかし視点を少しずらすと『破壊的カルト宗教』としての原発安全神話(科学教)と解釈することも出来るのです。
世の中は広く、何と驚くことに『科学』を文字どうり宗教的に信じる『科学教』なる禍々しい新興カルト宗教が存在しているのですから何とも不思議であり面白い。
組織内候補の三島委員は『金と地位』で最初から『原発は安全である』と判断していた可能性が高いが、他の5人の地位も名誉もある筈の国立大学教授の『科学者』達ですが、原発安全神話の信者達であった可能性の方が高いでしょう。
多分この困った人たちですが『真っ赤な嘘をついている』との自覚がまったく無いのですよ。(自覚があれば何らかの歯止めにもなるし修正も可能)
それどころか話は反対で、自分達が正しく科学的に判断して『原発は安全である』と結論したと信じているのですから救われない。
これは科学ではなくて『科学教』という何とも不思議な宗教問題ですね。彼等の多くは『騙している。』のではなくて『信じている。』のです。

『科学教の教祖菊池誠阪大物理学教授の「ニセ科学退治」の不思議』

原発安全神話(似非科学)を信じる破壊的カルト宗教としての科学教では、『ニセ科学退治』に狂奔する菊池誠教祖とその取り巻きの信者達による数々の不真面目な糾弾闘争紛いの『ニセ科学批判』がネット空間で繰り返されている。
この不思議なニセ科学退治を行う神聖な『十字軍』 としての科学教の『ニセ科学批判』(宗教戦争と理不尽さなど色々な特徴が酷似)に対して、福島第一原発から放出された放射能の分布マップを公開した火山学者の早川由紀夫群馬大教授が、ご自身の『早川由紀夫の火山ブログ』で、ずばり危険で禍々しい『科学教』問題の核心部分を突いている。
『ニセ科学批判運動の真の目的』(2012/05/12)
『菊池誠をリーダーとするニセ科学批判クラスタと放射能安全を強調するクラスタは、かなりの部分が重なる。
ニセ科学批判クラスタがこれまで攻撃対象としてきたのは、血液型性格診断、水からの伝言、マイナスイオン、ホメオパシーなどである。既存科学の体系と対立する主張を批判する科学的な社会運動だと一見みえた。
  しかしほんとうにそうだったのだろうか。科学の体系と反することを許さないも、科学の輝かしい業績を踏みつけにすることを許さないも、彼らの運動にとってつけた理由だったようにいまは思われる。
彼らの真の理由そして目的は、現社会体制の維持継続を不安にさせる要因を早期につぶすことだったのだろう。
  そう考えると、菊池誠をリーダーとするニセ科学批判クラスタが今回科学をかなぐり捨てて、やみくもに放射能安全を強調する側に立ったことがよく理解できる。
原発こそが、ほんらい彼らがもっとも力を入れて批判すべきニセ科学だったはずだ。運転で生じる毒を始末するすべをもっていない技術なのだから。
  ニセ科学批判の人たちは権威あるい当局と親和性が高い。その本質はもともと「御用」にあったとみられる。
  ・ニセ科学批判の総本山だったkikulog。 いま何が書いてあるか知らない。』
(早川由紀夫の火山ブログ)5月12日付け記事全文

『科学教の菊池誠と組んで極悪「ニセ科学退治」を働いていたkojitakenグループ』

国立大阪大学物理学教授の看板で善良な人々を誑かしていた菊池誠教祖とその信者グループの『ニセ科学退治』ですが、今の日本の中で最大最悪のニセ科学である『原発安全神話』の信奉者であったことは今では誰でもが知っている。
ところが去年の3・11東日本大震災での原発の過酷事故が起きるまでは(世の中が一見平和なので)真面目で善良な護憲左派の人々は、菊池誠のように平気で白々しい嘘をつく連中が科学者の中にいることに気が付かなかった。
世の中には箸にも棒にもかからない悪党がいるが、2007年の年末から翌年にかけて菊池誠の科学教と共闘して意味不明のストカー紛いの『ニセ科学退治』の糾弾闘争を繰り返していたのが、たんぽぽ、kojitaken、かつなどの解同系グループ。
この連中ですが集団ストーカー行為(擬似糾弾闘争)で幾つものブログを閉鎖に追い込み『たんぽぽ姫とその神聖騎士団』とも言われ、裏の事情を何も知らない善良な人々から恐れられていた。
私のように解同の暴力的糾弾闘争を身近で経験していない普通の良識ある人々にはまさに青天の霹靂で、ある日まったく知らない無関係な大勢が突然押しかけてきて罵詈雑言の限りを尽くすなど異常事態が目の前で起きていても、常識に外れすぎていて到底現実とは思えないだろう。
kojitaken等の集団ストーカー行為&吊るし上げに、通常は驚き慌てるばかりで茫然自失、なすすべが無い。
2008年当時は護憲左派ブログの『水騒動』として大騒ぎになっていたが、たんぽぽやkojitakenなど解同は何ら反省することなく今でもその当時の悪質極まる汚い罵倒記事が自分達のブログにそのままであるとは恐れ入る。
自分たちの悪事を恥じることなく、盗っ人猛々しくも開き直っているのです。
化けの皮が剥げて、菊池誠のエアーな御用学者振りが有名になった今でも、すこしも反省することが出来ないとは情けない。

『kojitaken神聖騎士団長の時代錯誤の聖なる戦い』

『ニセ科学批判』という名の聖戦をすすめる現代のドンキホーテ、聖kojitaken。
何とも摩訶不思議な時代錯誤の宗教戦争を戦う神聖騎士団長には物事の正誤とか善悪の区別がまったく出来ないのだろうか。
あろうことか、今回『ニセ科学批判運動の真の目的』(2012/05/12)で、ずばり危険で禍々しい『科学教』問題の核心部分を突いた早川由紀夫教授に対して、一言もまともに反論出来ない。
言い訳一つ出来ないのですが、苦し紛れにkojitakenの日記2012-05-27『 「究極のシロアリ」公明党が橋下「維新の会」との本格連携狙うw』とのタイトル記事で、『批判した心算』になっている。前代未聞の『エアー批判』ですね。
これには呆れるというか、大笑いである。
橋下徹も公明党も一言も言及していないで、
『早川由紀夫、ついに「陰謀論者」であることを自白(笑)』(早川由紀夫, トンデモ, 陰謀論, これはひどい)
これはひどい。
とうとう「青プリン」こと早川由紀夫センセが、水から、もとい自らが「陰謀論者」であることを白状したようだ(笑)。』
と例によって低級な意味不明の悪罵を投げつけているのですが、羊頭狗肉どころか、タイトルと内容が完璧に違う。
悪ふざけが過ぎた不真面目記事なのですが、流石に(今までは『護憲左派』だと完璧に誤解している)善良なブログファンの読者諸氏も呆れたのか誰一人コメントしない。
自分たちの悪事が一言も『反論でき無い。』ので仕方がないが、相変わらず何時もの通りの薄汚い個人攻撃を始めたのですが、その『悪口』なるものが馬鹿の一つ覚えの『陰謀論』では罵倒にも何もなっていない。
相手だけを貶める(自分は、返り血を浴びない)罵倒芸は結構難しい大人の技術がいるものなのですよ。
今回、早川由紀夫に噛み付いたkojitakenk騎士団長の記事は本人の思惑とは裏腹に罵倒にも非難中傷にもなっていない。
小学生の低学年程度でも恥ずかしい水準の、究極のお粗末な『お笑い』芸である。
『飛んで火に入る夏の虫』というか、これでは完全なkoj君の『自爆攻撃』ですね。


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10 コメント

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Unknown (一市民)
2012-06-11 09:53:07
福井県の原子力安全専門委員会の三島委員は、関西電力の100%子会社の管理職社員であるとホームページで確認できます。関電の原発安全評価に関電100%子会社の管理職社員が関与するのは明らかにおかしい。委員の人選は一体どうなっているのかと思います。
何らやましいことはない (只今)
2012-06-11 15:51:52
 1490万円の贈与を関電と関連会社から受けた5人のうち、2人は事故以後も210万円を受け取っていたのですが、それを学校に届けているというのは巧妙に取り繕った積もりの所業なのでしょうか。
Unknown (ssfs)
2012-06-11 23:04:06
覚えてないですが、こちらに書き込むのは初めてもかもしれません。ファクトファインディングをおろそかにした安直なニセ科学批判を批判しているssfsです。

国が再稼働を目指しているのは大飯原発であり、美浜原発ではありません。そんな基本認識すらできずに、居丈高に論を述べるのはみっともないことです。

菊池氏も早川氏もファクトファインディングをしないまま、先入観によってレベルが低い偏見を垂れ流しています。大学における知の退廃を象徴する愚挙を演じています。
まさに利益共同体としての原子力ムラ (宗純)
2012-06-12 09:45:50
一市民さん、コメント有難う御座います。

福井県の地元では、知事や町長や専門家と称する大学教授とかが原発マネーに汚染していることを良く知っているようですね。
これはいみじくもアメリカ国務省のメア前日本部長が日本の話し合いとは談合で、あり『ゆすりたかり』が日本の文化と喝破したのですが、丸っきり本当だったのですよ。恥ずかしいですね。

良好なブログ環境の維持とコメント管理の目的で、当ブログではタイトルや名前が無い、あっても『通りすがり』などの個人を特定していないHNは無記名と看做して不掲載とするローカルルールを設けています。
何でも結構ですから、次回の投稿時には御面倒でしょうが是非とも個人が識別できるNHで御願い致します。
瓜田に履を納れず,李下に冠を正さず (宗純)
2012-06-12 10:07:13
只今さん、コメント有難うございます。

福島第一原発の事故以前ならいざ知らず、これでは人一倍疑い深い私で無くとも、普通の常識とか知識がある大人なら誰でも『出来レース』を疑います。
『八百長』を防止する目的で、競馬の旗手とか調教師など関係者は絶対に馬券を買ってはいけないとの決まりがあるのですが、今回はアンパイアが特定の一部のプレーヤーから援助されていた恥ずかしい八百長話です。
普通の常識があれば、これ等の買収紛いの汚い金はマネーロンダリングして判らなくするのですが、彼等のいは『恥である』とか『悪いことだ』との考えが最初から欠如しているのですよ。世間の常識とは正反対に『良いことだ』とでも思っているのでしょう。
だから、何とも常識はずれな、あまりに不思議な話なのです。
それで今回は、何時もの『放射能と情報操作』ではなくて『ニセ科学とニセ・ニセ科学批判』のカテゴリーとして扱っているのです。
世論誘導とか情報操作にまったくなっていないのですよ。
これは『情報操作』どころか、その反対のお馬鹿すぎるアホ臭い無茶話ですね。
これは科学教という名の不思議な破壊的カルト宗教の話ですね。
宗教の話なので、私達の普通の常識が困ったことにまったく通用しないのです。
ssfsさん、はじめまして (宗純)
2012-06-12 15:26:23
コメント、有難うございます。

自分で読み返してみるとご指摘の様に誤解を与える不正確な表現があり、読者に迷惑がかからないように訂正しておきました。
有難う御座います。
当ブログは文字数がべらぼうに多いくせに記事をアップしてから校正を行っており、投稿初日には多くの間違いや勘違いタイプミス等が含まれています。
自分の頭の中では『正しく書いている』心算なので、書いた当日では、いくら間違った記述を自分の目で読んでも脳内で自動的に正しく修正して仕舞うので、校正が出来ないのですね。
それで翌日に校正を行っています。正式に記事が出来上がるまでには数日を要し、その間に修正とか書き足しで文字数が倍くらいに膨らむ。
それにしても一番最初の記事でも大飯原発と美浜原発は明確に区別していますよ。
記事の書き方が良くなかった(間違って解釈出来る)ことは事実でしょうが、基本的認識には少しの間違いもありません。
ですから『居丈高に論を述べるのはみっともないことです。』は不必要な付け足し、蛇足です。『有る』よりも『無い』方が余程、ご自分のコメントの説得力が増すでしょう。

ssfsさん、これは『大学における知の退廃を象徴する』問題ではなくて、そもそもが、日本の科学や学問全体に共通する、否、世界中に当て嵌まる共通項ですね。
今の科学者(特に講座という一国一城の主の教授)というのは徳川300諸侯と同じで、他国の領土とか領民については一切口出ししないのが絶対的な暗黙の掟なのです。
あるいは古典的なヤクザの仁義である『他所のシマは荒らさない』ですね。
菊池誠も、早川氏もこのタブーを平気で犯しているのですが、『菊池氏も早川氏も・・・レベルが低い偏見を垂れ流しています』と一緒くたにするのは賛成出来ません。
一見似ているからといってもミソとクソとは同時に論じるのは大きな間違いです。
菊池誠ですが、実は阪大の同僚に『常温核融合に成功した』物凄い教授がいるのですが、これに対しては『なんかな~ア』としては『ニセ科学である』とは絶対に言わないダブルスタンダードの見本みたいな不真面目な人物です。
姑息なダブスタの使い分けですが、菊池誠は『弱いものには強く、強いものには弱い』であり早川氏はその正反対の態度と解釈していた。
しかし今回の早川氏の、『ニセ科学批判の人たちは権威あるい当局と親和性が高い。その本質はもともと「御用」にあったとみられる。』との解釈の方が一番正解に近いでしょう。
ちなみに菊池誠は、エアーな御用学者として筆頭に挙げられている人物です。
基本的に口から出まかせの橋下徹のような三百代言であり、彼の信者やたちは『科学を宗教的に信じている』のですが、教祖の菊池誠自身はそれとは大きく違い、『権力を宗教的に信じている』小悪党ですね。
ニセ科学批判の教祖である彼自身、『ニセ科学批判』のインチキさ、いかがわしさに気が付いているらしいのです。
多分大学教員という宮仕えの薄給ではなくて電波芸者として稼ごうと考えた。それで誰も手を出していない『ニセ科学批判』や9・11陰謀論退治を始めたのでしょう。大学教授のささやかなニッチ(隙間)産業ですね。
Unknown (ssfs)
2012-06-13 00:31:26
こちらへの書き込みは初めてでしたか。うんと以前から巡回していたので、1回ぐらいは書きこんでいたと思っていました。では、改めて初めまして。

残念なことに、本文にはまだ間違いや誤解があります。例えば「東電は全原発が稼動停止に追い込まれたが、所有する17基の全部が福島県にある」とありますが、福島にあったのは10基です。事故以前に稼働していた残り7基は新潟にあります。

「死亡者まで出た8年前の配管の破断による蒸気噴出事故では、今回と同じ県原子力専門委の中川委員長は『技術基準に適合』『安全性は確認し、動かせる状態』と了承した」とありますが、県原子力専門委は美浜事故を契機に設置されたので、そこでの結論は2004年以降の運転実績を踏まえたものでなくては無意味です、結局、この8年間に美浜では事故がなかったので、専門委の見立てを否定するものでないのは明らかです。

以上、ファクトファインディングをそっちのけにして、気に入らない対象を叩こうとすると、多くの場合齟齬を生じます。物事を批判したいときには念を入れて調べることが重要です。それが過去6年間にわたってニセ科学批判問題に対峙してきた私が得た些細な教訓です。

菊池氏も早川氏も、自分で何も調べずにマイナスイオンを斬って捨てたのは大変な愚挙です。とくに菊池氏のお粗末な言説を鵜呑みにして、いくつかの国立大学で稚拙なニセ科学批判授業が行われています。これを大学における知の退廃と言わずして、何と評したらいいのでしょう。
木を見て森を見ずでは (宗純)
2012-06-13 16:54:29
ssfsさんコメント、有難うございます。

『うんと以前から巡回していたので』とあるが、本当に読んでくれていたのでしょうか。
当ブログではタイトルや名前が無いコメントは不掲載とするローカルルールを設けています。何でも結構ですから、次回の投稿時には御面倒でしょうが是非とも忘れず御願い致しますと、繰り返し繰り返し書いているし、このコメント欄の冒頭でも繰り返し書いているのですよ。
喧嘩を売る心算が無いなら、ブログ管理者の姿勢を無視するのは不適当でしょう。感心しません。
何が大事で何が大事でないかの選別(価値観の順位)が根本的に間違っているし、勘違いしています。
『大部分』と書く心算が『全部』とタイプされていたのですが、新潟県の原発7基は中越大震災の影響で長い間運転中止になっており、東電としては福島県の10基が長い間メイン(全部)だったのですね。
県原子力専門委は美浜事故で『国だけの安全審査で再稼動は駄目だ』との県民世論で急遽設置されたもので、そもそも安全・保安院とか原子力安全委員会の審査を、福井県自身が追認するのが目的です。
それ以上でもそれ以下でもない。
>『そこでの結論は2004年以降の運転実績を踏まえたものでなくては無意味です、結局、この8年間に美浜では事故がなかったので、専門委の見立てを否定するものでないのは明らかです。』
とあるが、『何が』明らかなのでしょう。少しも明らかでない。
まったく意味不明です。
8年間もシビアアクシデントが起きなかったから『正しかった』とでも主張する心算ですか。
福島県の事故の惨状を見ての通りで、日本では40年間レベル7は起きていなかったが、100年に1回でも起きては駄目なのです。
炉心溶融など過酷事故は40年間で3回起きており、十数年で1回くらいの確率で発生するので、『8年間大丈夫だったから(これからも)大丈夫だ。』とは絶対になりません。
時には細かいところに注意することも大切ですが、人の注意力には限界があり、
『細かいところ』に注意するあまり、往々にして一番大事な核心部分(大局)を見落す最悪の結果に終わることがある。
部分部分に詳しい理科系の専門家ではなくて、組織のトップには大所高所から総合的に判断出来る文系の人材を据える必要があるとの考え方から我が日本国では長らく文系優先が行われているが、あながち差別でもないのですね。根拠がある話なのです。
今の科学教育ですが、基本的にミクロな視点を最重視する顕微鏡的な方向を向いているのですね。
科学ではいわゆる専門馬鹿が生まれる素地があるのですよ。
だから自然科学の分野でも対象物が大きいので、ワイドな視覚が絶対に必要な生態学とか気象学などはまだまだ未熟な発展途上段階であり、もっと総合的な社会科学の分野の経済学などは新自由主義などのブードゥー教経済学の池田信夫など未開野蛮な段階に止まっている。
>『過去6年間にわたってニセ科学批判問題に対峙してきた私が得た些細な教訓』と書いてあるが、長くやりすぎると、いくら最初は正しいものでも最後には対象物に影響されるのですよ。
『ニセ科学批判問題』ですが、あれは最も野蛮な宗教戦争の科学版であり長くやるものでものめり込むものでも無いと思いますよ。
困ったことにssfsさんの主張は、限りなく批判対象者である菊池誠の科学教信者の言い分に似てきています。
あるいはニセ科学そのものに。
ニセ科学批判の問題に長くかかわりすぎたのが原因でしょう。
『マイナスイオンを斬って捨てたのは大変な愚挙です』などはニセ科学の見本ですね。科学では証明されていないものは単なる仮説の一つであり、マイナスイオンなどは疑似科学です。正当な科学の分野ではありません。
何か勘違いがあるかもしてませんが、そもそもこの逝きし世の面影ブログの目的は誰かを叩くとか批判するとか、誰かと論争をすることが目的ではありません。
科学の分野の間違いとは、判った時点でたんに修正すれば良いだけの問題なのですね。
このブログの趣旨ですが、自己紹介にあるとおりで、
『見たくないものは忘れ去られる。時が経ち記憶が薄れる以上の速さで真実の歴史の記録が書き換えられていく憂うべき有様を嘆きつつ、やがて消えいく我が身なれば逝きし世の面影を僅かではあるが残せればと思う。』程度で、それ以上の大きな目的はありません。

驚きました (ssfs)
2012-06-13 23:02:04
「マイナスイオンなどは疑似科学です。正当な科学の分野ではありません」とありますが、それって、何も調べずに先入観に基づいた一番無意味な主張です。お粗末すぎて話になりません。あなたのこれまでの主張が全部ダメになるくらいの暴言です。しっかりと反省するといいでしょう。
検証されていないマイナスイオン (宗純)
2012-06-14 09:55:36
ssfsさんへ。それでは御自身が、私が前回のコメントに書いた、
『困ったことにssfsさんの主張は、限りなく批判対象者である菊池誠の科学教信者の言い分に似てきています。
あるいはニセ科学そのものに。』の正しさを証明して仕舞いますよ。

前回私が危惧していたとおりの悪い展開になってきています。
マイナスイオンですが一時は大流行で多くのの大手電機メーカーまで各種の電化製品を売り出して大宣伝していたことは事実ですが、現在では自粛している。
これはマイナスイオンが科学的に検証されていないことが最大原因で、
『マイナスイオンなどは疑似科学です。正当な科学の分野ではありません』が最新の科学的知見ですよ。
まさに前回のコメントで書いたように『朱に交われば赤くなる』の例えどうりで、ニセ科学批判でもこの原理が働き、長く続けると対象物を似てくるのですね。
以前、ネットウョ叩きを看板にしている護憲左派のTさんと会話したことがあるのですが困ったことに御本人自身が限りなくネットウョの言動と酷似していたのです。
悲劇ですね。
一般的に、これまでの自然科学では物事を極限まで細分化して精密に観察することで真理に到達する顕微鏡的な手法で成功していたのですが、このようなミクロな視点ではなく、マクロな観察眼で総合的に判断するところがこのブログの特徴なのです。
『時間や空間を出来る限り広く、総合的に歴史的に』が主眼であり、その分、自分の記憶だけで記事を書いている関係で、細かい事実確認が疎かになっている帰来はあるが、時間が取れ次第校正をして、そのつど必ず修正しています。
細かい枝葉の部分に注意を向ければ、その分大事な事柄を見落す結果になる。
今の科学教育の一番陥りやすい盲点みたいな話なのです。
ssfsさんは、一貫して細部には実に精密に目を向けるが、全体に関する感心は薄いか、まるで無い。

また、一番最初のコメントから何度も注意しているのですが、今回も同じで『お粗末すぎて話になりません』『全部ダメになるくらいの暴言』『しっかりと反省』等々、不必要な書き込みが繰りかされています。それはssfsご自身の考えではあるかも知れませんが、それ以上ではない。
当方は何かの具体的な事実には興味がありますが、誰かの『内心』には何の興味もありません。
次回も同じレベルのコメントなら真面目な他の読者の迷惑になるので投稿を自粛して下さい。

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