The Apache Software Foundation

The Apache Software Foundationは21日(米国時間)、Apache HTTP Serverの最新バージョンとなる「Apache HTTP Server 2.4.1」を公開した。2005年12月に公開されたApache HTTP Server 2.2から約6年ぶりのメジャーアップデートとなっており、2.4.1はApache 2.4.x系の最初の安定版リリースとなる。

2.4では2.2以上の改善と多数の拡張機能が行われており、コアの強化や新規モジュールの追加、モジュールの拡張機能の改善、プログラムの機能強化などが行われている。例えば、コア部分では複数のMPM (Multi-Processing Modules)の動的読込やイベントMPMのフルサポート、非同期I/Oサポート、メモリ使用量の削減などが行われている。

他にも新たなモジュールとして、mod_proxy向けの動的なリバースプロキシmod_proxy_express、FastCGIプロトコルのバックエンドであるmod_proxy_fcgiやSCGIプロトコルのバックエンドmod_proxy_scgi、プログラミング言語Luaへの対応としてmod_luaなどが追加されている。以前から提供されているmod_sslやmod_proxy、mod_proxy_balancerなどの機能も強化されている。

The Apache Software Foundationでは、すべてのユーザに2.4.1へのアップグレードを推奨している。Apache 2.2からの変更点についてはこちらで詳しく紹介されており、リストで参照することもできる。Apache HTTP Server 2.4.1も含め、各バージョンの最新版はこちらよりダウンロードできる。