そんな話はどこででも聞けるのだけど、現実問題として技術者及び職人の不足と公共事業の増加でミスマッチが起こっており、どうにか現場をやっつけないといけないということで日本中で奮闘と徒労、場当たり的な対策が積み重ねられていく。
最近はもっぱら省エネ化に技術が特化しているのだけど、例えばドローンを使った測量、簡易化された積算方法、無人で動き、あらかじめインプットされた計画図に合わせて土工を行う重機群なんかがどんどん広がっている。
これらの機能自体は意外に簡単に使えるので、初期投資さえできれば(リースでもいいが)技術の発展に伴って回収も可能だろうとは思う。
が、この新技術群は簡単とはいってもやはりそれまでの技術を追いかけてきた人材にとっての話である。
昔からいて、作業員と一緒になって汗をかくことが仕事の名ばかり代理人や基礎のない新人にとっては仕組みがさっぱりわからないらしい。
なんというか、この最新技術の先鋭化が、今まで土木業にいた人間の半分くらいを振るい落としそうで恐ろしい。
もっと進めば僕もおいて行かれるかもしれない。
人手不足を解消するための技術革新ではなかったか。ハードルが高くなっていることで新規参入が減り、戦力外が増える。
結局、技能を身に着けた人が日本中の現場を駆けずり回って、対処し、一人だけ経験値を貯めていく。
初期のコンピュータもそうだったのかな。
SI業界もやばい ・基幹システムの子守りをする50代のおっさん技術者の増加。 ・マニュアルが整備されて誰でも出来るがマニュアルに書かれている意味を理解していない技術者の増加。 ...