写真●Xperia V。Xperia AXはこのXperia Vの日本市場向け製品である
写真●Xperia V。Xperia AXはこのXperia Vの日本市場向け製品である
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 ソニーモバイルコミュニケーションズは2012年10月1日(現地時間)、LTEに対応したAndroid 4.0搭載スマートフォンの新機種「Xperia AX」を日本で年内をめどに発売すると発表した。Xperia AXは、8月に同社が発表した「Xperia V」(写真関連記事)の日本市場向けモデルである。赤外線通信、おサイフケータイ、ワンセグといった日本の携帯電話ユーザーにおなじみの“3種の神器”のほか、IPX5/IPX7相当の防水およびIP5X相当の防塵性能を備える。

 さらにXpreria AXは近接無線技術のNFCに対応。同社では、同機を含めたNFC対応XperiaシリーズをNFC対応のスピーカーやヘッドセットにかざすだけで、Bluetoothなどの接続設定をすることなく接続できる「ワンタッチ機能」を訴求している。ワンタッチ機能対応の周辺機器としては、ワイヤレスステレオヘッドセット「MDR-1RBT」、ワイヤレススピーカーシステム「SRS-BTM8」「SRS-BTV5」が既に発表されている。

 おもな仕様は以下の通り。ディスプレイは約4.3インチ。モバイル機器向けの画像処理技術は従来の技術を発展させた「Mobile BRAVIA Engine 2」を採用する。プロセッサはデュアルコアで1.5GHz動作の「MSM8960」を搭載。Xperia V発表時の外形寸法(高さ×幅×厚さ)は約129.4×65×10.7mm、質量は約120gである。 カメラの有効画素数は約1300万画素で、裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R for mobile」を搭載する。

 カメラ機能は、暗い場所などで自然な写真を撮影できる「プレミアムおまかせオート」や、写真に計9種類の効果を付加できる「ピクチャーエフェクト」などの機能を備える。音楽プレーヤーは「WALKMAN」アプリをプリインストールする。

 なお、販売する携帯電話事業者などの情報は発表されていない。