iPad/iPod touch/iPnoneオフラインで地図を見る：Galileo Offline Maps

さて，中古でiPod touch(しかも第2世代)を購入した理由としては，1つにはもちろん音楽を持ち歩きたいということがあったのですが，もうひとつの理由は出先で道に迷ったときに地図が見たかったから。iPadは大きすぎて扱いづらい。ならばiPhoneがいいじゃんということですが，現在は一年の大半が台湾出張なのでとりあえずiPod touchにしておきました。肝心の地図ですが，iPod touchなので出先ではほぼネットにつながりません。標準アプリの「マップ」はオンラインで一度表示した地図はしばらくキャッシュに残っていますが，しばらくすると消えてしまうので使い勝手がよくありません。そんな訳でオフラインで使えるアプリを探してみました。

MapFan for iPhone
・iPhone/iPod touch用アプリ，2,300円
Galileo Offline Maps
・ユニバーサルアプリ，無料(PCから転送した地図データを見るためのアドオン230円)
・Mobile Atlas Creatorで変換したデータが使用できる。Mobile Atlas Creatorで変換できる地図データは，OpenStreetMap，~~Google Maps~~，~~Yahoo Maps~~など。(Mobile Atlas Creatorバージョン1.9以降ではGoogle Maps，Yahoo Mapsは使用できない)
OpenMaps
・ユニバーサルアプリ，無料(Download Toolアドオン230円)
・OpenStreetMapの地図データをダウンロードして使用できる。
oMaps (offline Maps)
・iPhone/iPod touch用アプリ，230円
・OpenStreetMapの地図データをダウンロードして使用できる。
OffMaps
・ユニバーサルアプリ，450円
・OpenStreetMapの地図データをダウンロードして使用できる。
~~MapFolder~~ (AppStore削除済み)
・iPone/iPod touch用アプリ，230円
・オンラインで見たGoogleマップを保存できる。
※アプリの価格は全て2011/6/26現在のものです。

MapFan for iPhoneについては，東日本大震災の際に太っ腹にも無料で配布していただき，ありがたくダウンロードさせていただきました。しかしながら，MapFan for iPhoneには海外のデータが入っていないため，台湾では使えません。このため，海外で使えるアプリが別途必要になります。
できれば，Googleマップをオフラインで表示できるアプリが欲しかったのですが，MapFolderがAppStoreから削除され，Galileo Offline Maps用にデータを変換するMobile Atlas CreatorでGoogleマップを選択できなくなったことからわかるように，Google はGoogleマップをオフラインで表示させるアプリを認めていないようです。そうなると選択肢は，地図データとしてフリーのOpenStreetMapを使用するアプリか，脱獄して非正規アプリを使用することになります*1。
で，結局Galileo Offline Mapsを使用することにしました。理由は簡単，Mobile Atlas Creator 1.8ではGoogle Maps, Yahoo Mapsがまだ使用できるから。Mobile Atlas Creatorの使い方は以下のサイトを参考にさせていただきました。
http://d.hatena.ne.jp/eamazone/20110314/1300085541(魚拓)
なお，現在Galileo Offline MapsはGoogle Mapsのレベル19まで対応しています。
変換して出来た地図ファイルのサイズですが(1) Google Maps：台北市+新竹市レベル19で230MB，(2) Microsoft Virtual Earth：新竹市のみで100MB程度となっています。
標準アプリ「マップ」との比較。台湾新竹市中心部。
iPod touch
標準アプリ

Galileo Offline Maps。標準アプリでは最大倍率後拡大できないが，Galileoは拡大できる。

iPad
標準アプリ

Galileo Offline Maps。左地図データはGoogle Maps，右はMicrosoft Virtual Earthを使用。