コンピューター・ビジネスは、日本アイ・ビー・エムの協力の下、北海道旭川市でデータセンター事業を開始し、4月20日に開所すると発表した。

コンピューター・ビジネスは、ソフトウェア開発やシステム構築を中心としたサービスを提供していたが、事業継続や災害対策への関心が高まるなか、災害が少ないという旭川の地域性を生かしデータセンター事業を開始し、クラウドサービスやデータバックアップサービスを提供する。同データセンターは、旭川市で初めてのデータセンター事業となる。

コンピューター・ビジネス データセンターの外観

同データセンターでは、すべてのラックに免震装置を配置し、48時間稼働の発電機や大型無停電装置(UPS)を冗長設備にて用意する。セキュリティについてはカードリーダー、生体認証、監視カメラを設置して対策を行うほか、消火設備は設置している機器を極力痛めることのないよう、窒素ガスによる消火設備を備えた。

データセンター内の熱を効率よく放出するため、空調設備からの冷気を導入する通路(コールドアイル)とサーバなどからの発熱を排出する通路(ホットアイル)を分離する構成にもなっている。