インターネットデータセンター事業を運営するさくらインターネットは、物理サーバーの性能とクラウドのような利便性を提供する「さくらの専用サーバ」のサービス内容を12月6日に改訂することを発表した。

さくらの専用サーバは、申し込みから利用開始まで最速10分の専用サーバーサービス。利用台数に上限がなく、複数台構成も可能で、「エクスプレスシリーズ」と「エクスプレスG2シリーズ」の2つのプランが用意されている。

エクスプレスシリーズはコストパフォーマンスを重視したプラン。今回の改定では、新たにNECの「Express5800 E120d-M」が採用される。エクスプレスシリーズの利用料金は、4コアのCPUと16GBのメモリ、耐障害性の高いミラーリング構成のHDD 1TBという構成で月額8800円(初期費用が7万9800円)。なお、CPUは12コア、メモリは64GBまで強化でき、内蔵ストレージとしてSSDを選択することもできる。

エクスプレスG2シリーズは性能を重視したプランで、今回の改定では、これまでのサーバー「PRIMERGY RX100 S7」に加え、新たに「PRIMERGY RX200 S7」が追加される。全モデル初期費用なしで利用でき、最大でCPU16コア、メモリ192GBまで対応。内蔵ストレージは9台まで搭載可能で、SSDやFusion-io社のioDriveおよびioDrive2を標準構成として選択することもできる。