二つの世界観

2008年06月23日

Posted by パスター菅野 at 21:00│Comments(1)
世界には、大きく分けると二つの世界観があります。
それは、「進化論」と「創造論」です。

その違いは、神の存在を認めるか認めないかにまで行き着きますが、
日本は、無視論の国ではないにもかかわらず進化論だけを教科書は教えます。

「初めに、神が天と地とを創造した。」
聖書はこの言葉からはじまります。

ここからは、パスター(牧師)ということで、創造論という前提に立ってお話をしますので、お許しください。

聖書は進化論を教えません。私はすでにある進化論を否定するつもりはありませんが、偶然にこんなにすばらしい地球、そしてそこに住む生物、それから私たち人間ができたとは思いにくいです。

進化論には競争原理がつきものです。「オンリーワン思考」ではなく「ナンバーワン思考」です。
ですから、優劣がつけられ、弱肉強食という発想も出てきます。
また、「害になるものは殺しても構わない」という考えも出てきます。
私たちが、ゴキブリや蚊等を殺すようにです。

そうすると、やがて人間同志の中にも競争原理が働き、優劣がつけられ、「気に入らない、害があるものは殺してもいい!」そういう考えが出てくることでしょう。
それで特に最近、人を殺すことが多発しているように思います。

聖書は「殺してはいけない」と当たり前なことですが、明確に記されています。

それは、「自分が殺されたら嫌だから」「嫌な事はしない」ということもあります。そして、殺人は愛ではないからです。

そうすると、死刑の問題はどうなるか、ということにもなるかも知れません。

最近、裁判の法定で死刑が確定した死刑囚の死刑が執行されました。
その執行をした鳩山法相に対して、
「永世死刑執行人 鳩山法相 またの名、死に神。」と
ある全国紙が報じました。

聖書では、「人の命を故意に殺害したものは殺されなければならない」
と記されています。それは、故意の殺人はそれだけ重いのです。

日本の法律も、実は、聖書から来ているのです。

聖書にはさらに、「目には目、歯には歯」まで復讐が認められています。

これをイスラム教の人たちは、復讐を推奨している教えだと理解しますが、これは復讐の教えではなく、復讐を制限した愛の教えです。
「目をやられたら目だけで終わりにしなさいよ」ということです。
しかし、実際仕返しは、2倍3倍返しをします。
目だけではなく、歯も鼻も顔も!
そうやって、仕返しをし合ったら、やがて殺しあってしまいます。

神は、人を愛の対象として創造しました。
ゆえに、殺人は神のものに手をつけることであり、
絶対に犯されてはいけない領域に対する侵害なのです。

神は、あなたの命をこよなく愛し、あなたの救いのために
一人子イエス・キリストをクリスマスに遣わし、
十字架で身代わりに死んでくださいました。
そして、信じるだけで救われる道を開いてくださいました。

自分の命を大切にするのは、神が造られたからです。
そして、他の人の命を大切にするのは、神が造られたからです。
この世界の幸せは、そんな命の尊厳からはじまるのではないでしょうか?

そのための一つの助けになるのが創造論です。
進化論と創造論は大きな違いがあります。

進化論で見るあなたは、「偶然にあなたが生まれた」となります。結婚相手は、「偶然に配給された」、だから配偶者というのでしょうね。

創造論で見るあなたは、「神があなたを生まれるように意図し、必然的に生まれた」ということになります。結婚相手は、偶然のようでも、神が出会わせ、結んでくださった関係です。だから、一生涯の関係を聖書は薦めます。

不倫は家庭をぶち壊し、誰も幸せにしません。

離婚は、二人で一つである二人が分割されるので半分になり、大きな痛手を負い、子どもたちを傷つけます。現代は、うわきやDVや働かない等のことで致し方ない部分もありますが、「失敗した」と思っても、「神が与えて下さった相手」と思って、修復した家庭をたくさん知っています。そんなどん底を通ったカップルは、通常のカップルよりも何倍も幸せになります。

神は「あなたがあなたであるよう」に造られました。

他の人を見て劣等感を抱いたり、ねたんだり、人まねをすることは、すばらしい自分をばかにしていることです。神の目に映るあなたはすばらしいのです。

私の教会で毎週歌う讃美にこんな歌があります。

♪天の父の目に映る その姿美しい 
御国には昔から あなたの御心が
この世で何より尊く 主の手により造られた 
あなたを見て主は喜び あなたを愛している
あなたを愛します 主の愛をあなたにささげます♪

あなたを造られた神から見たあなたは「すばらしい」のです。
そのすばらしさに気づいたら、
劣等感も、ねたみも、人まねもおさらばです。
世界にたった一人しかいない自分になりきり、自分に徹し、
最高の自分を開花させ、無限の可能性を実現させて行きたいですね。

くれぐれも、議論をするためにではなく、
あまり知られていないけれど、世界には、進化論だけではなく、
創造論という世界観があることをお伝えしたくて日記を書きました。

進化論信奉者は世の中に多くいます。
NHKもそれをまじまじと放送します。
人間の祖先は毛むくじゃらのサルだったと。

しかし、突然変異を除いて、その進化の途中の生物は、
化石を含めて一切見つかっていません。
進化論を発表したダーウィンでさえも、仮説であると言っています。
もし人間が進化した存在であるとしたら・・・ということです。

人間の歴史は、聖書によると6000年くらいですが、
進化論は数億年と算定されます。

大切な事は、その二つを知った上で、自分が選び取っていくことです。
だから、私はそう思わないよ、と言う人がいても構いませんし、それで当然だと思います。

ただ、議論をする気はなく、創造論を伝えたいのが私の気持ちです。

いつも日記を読んでくださりありがとうございます。
あなたに出会えて感謝をしています。




この記事へのコメント
私も学校で人間の祖先は猿!という進化論を学びました。。。

赤ちゃんがいつも手を握り締め(グー)をしているのは人間が昔は猿だったからそれからきていると人から聞いたんだ~と、妹が言っていた。。。

本当の事を皆にも知ってほしいです。
Posted by Mick at 2008年06月24日 08:43
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