ジャッキーチェンやブルースリーのようなスタイリッシュなカンフーものではなく幾ばくか泥臭いタイ産のカンフーもの
というか登場するオッサンがみんな薄汚・・・いやなんでもない。
てかヒロインすら服装が薄汚い
まあ、でもかなり面白い。ツッコミどころが満載なカンフー映画
俺はこういうアホな映画にツッコミを入れたいがためにレビューを書いているといっても過言ではない(笑)
まずは物語の根本『泥酔拳』。いいか?『酔拳』ではない。『「泥」酔拳』だ。
「泥酔拳の基本は” 痛み ”だ」「幸せな人間は泥酔拳の使い手にはなれない」・・・なるほど、根本からそもそも「ヤケ酒」前提か…。凄い拳法だ。
なにもかも嫌になって酒に逃げるところから闘いは始まる!
登場人物の名前にすらツッコミどころが満載
「ピッグシット」と「ドッグシット」…せめてもうちょいマシな名前なかったんか…。後から「ブル」とかいう名前の仲間が登場するが多分フルネーム(?)は「ブルシット」。もうこうなったら主人公にもヒロインにも「シット」系のあだ名付けろや!
「イケメンや女の子に『シット』はちょっと・・・」ってそんな分別付く大人なら初めからつけろ!!(笑)
そして、ヒロイン一行が美女誘拐組織ジャガー団へ潜入すべく決行した囮作戦・・・って囮作戦ヘタクソ過ぎひん?
囮役も監視役もド下手っクソ!!(笑)
どいつもこいつも険しい顔であっちへキョロキョロこっちへキョロキョロ…こら!犯人っぽい人間に片っ端からガン飛ばすなや犬の糞(ドッグシット)!!
・・・そして男4人で監視してて囮(ヒロイン)をキレイに見失う・・・
物語も佳境。前半戦でヒロインに上から目線で「不合格」とか言ってたのがもはやギャグにしか聞こえないような大失態のせいで敵のアジトに捕えられたヒロインと、それを救出すべくアジトに乗り込んだダメンズ1人と糞3体。
ところで、このジャガー団の目的…特殊なフェロモンを放つ女性の体液から香水を作るとかいう頭おかし…すさまじいもの。
なんかそれを金持ちが買うらしいけど、そんなん誘拐せんでもメ○カリに売ってるやろ顔写真付きで…。
てか、最近ネットで流行ってる女子校生の匂いのする制汗剤かなんかで我慢しとけや…(笑)
ヒロインを特殊な性癖の人向けのAVかなんかみたいにサランラップでぐるぐる巻きにしてまで作る必要ねーだろ
そして、敵のアジトでもやらかすダメンズ1人
サニム(アジトの壁をドンドン叩く)
サニム(「この壁の向こうに何かあるぞ!」と言わんばかりにヒロインに目で合図)
ヒロイン(「すべてを理解した」と言わんばかりに目で合図返す)
サニム(・・・あ、ふつうに横から入れるわ)
あれはさすがに爆笑した(笑)
敵のボスはボスで、どんな変態親父が出てくるのかと思えば、スポーツジムとかにいるちょっとオシャレなおばちゃんみたいなのが出てくるしよぉ…。
ランニングマシンで軽く流して今休憩がてらプロテイン飲んでる感じかな?今日はパンプアップの方もするの?
てか、洞窟みたいな造りのアジトにあの服装はおかしいって!(笑)
・・・さて、とりあえず絶対ツッコミたいと思ったのはそのあたりか・・・え?肝心のカンフー?まあ、どうでもええやん?
そもそも、一番の見せ場ラストバトルでヒロイン酔っ払わずに全然シラフで闘ってたからな…。泥酔拳とは何だったのか・・・?
オチはちょっとしんみりしてて残念だったけど、割と全力全開で楽しんだ気がする。
あの内容なら多少強引にハッピーエンドでも良かったじゃんね?
カンフー映画として正しく面白いのかどうかは全く分からんが、きっと退屈はさせてくれないそんな楽しい映画。
追記1
なんかこのジージャーって女優さんが主演のカンフー映画は、邦題付ける時にみんな「チョコレート」って付けてるっぽいね。
別に続編とかそういうのではないっぽい…。逆に分かりづらい…。
主演1作目「チョコレートファイター」は今配信止まってるけど、主演3作目「チョコレートバトラー」はレンタルできるみたいだし観てみようかな
追記2
カンフーではなく、正確にはテコンドーらしい。
・・・あれ?でもムエタイって書いてるところもあるしどっちやねん…。テコンドーとヒップホップの融合?テコンドー×ムエタイのオリジナル・マーシャルアーツ?酔拳の動きを取り入れてる…?
・・・・・・とりあえず、カンフーではない何からしい。