「GALAXY S II」の卓上ホルダが結構すごい

2011年7月20日 06:00
(石野純也)

 先日、メインで使用していた「Xperia arc」を、「GALAXY S II」に機種変更した。理由はデュアルコアCPUによるサクサク感や、操作性の高さに引かれたから。端末自体の使用感は本誌にレビューが掲載されているので、興味があれば参照してほしい。ここには書ききれなかったが、GALAXY S IIは周辺機器が充実しているのも特徴。ほかのスマートフォン同様、サードパーティが多彩なアクセサリを販売しているほか、純正もバリエーション豊かだ。

卓上ホルダがあれば、PCの横に気軽に置ける

 筆者が狙っていたのは、サムスン製の卓上ホルダ。「SC01」という型番の製品で、ドコモが販売している。防水でもないスマートフォンに純正の卓上ホルダがあるのは非常に珍しいが、よくよく考えてみるとフィーチャーフォンをメインにしていた時は、必ずセットで購入していた(か同梱されていた)。卓上ホルダがあれば端末をガチャっとセットするだけでよく、片手で充電を始められる。本体を支えながらmicroUSBを接続するより、はるかに手軽だ。

 充電しながら画面が見やすいというのも、卓上ホルダのメリットと言える。SC01は横置きにも対応しているため、ワンセグ視聴の際などに重宝するだろう。実際、レディ・ガガがゲストとして出演した「徹子の部屋」は、GALAXY S IIとSC01を組み合わせて、快適に見ることができた。まだ試していないが、「LINE OUT」の端子もあるため、スピーカー出力も可能。ワンセグだけでなく、音楽鑑賞にも適している。

 ここまでは主にハード面での話だが、実はGALAXY S II側にもこの卓上ホルダに合わせたソフトが内蔵されている。どうやらmicroUSBの種類で判別しているようだが、卓上ホルダに挿した時だけ、専用のランチャーが起動する。ここには時計、時刻、天気、気温などが表示されているほか、画面下にショートカットスペースがあり、自由にアプリを登録可能。普段表示されるホーム画面とは独立しているため、“卓上ホルダに挿した時”というシーンに応じたアプリだけをセットしておける。そこで、まずは電卓と電話帳、ワンセグを追加してみた。この3つはPCの横で使うことが、比較的多いからだ。実際に利用してみると分かるが、通常のホーム画面から探すよりも、必要なアプリへのアクセスがスムーズになる。単なる充電台として買ったつもりだったが、ランチャー機能は予想外の収穫だった。筆者は仕事中に使っているが、工夫次第で、様々な場面に応用できるだろう。

 残念だったのは、この卓上ホルダがなかなか手に入らなかったこと。ドコモショップをはしごして、ようやく発見した。もう少し在庫が潤沢で、家電量販店などでも気軽に買えるといいのだが……。

横置きにも対応。ワンセグのアンテナもちゃんと伸ばせるランチャーのアプリは自由に編集可能