通話中データ通信など、iPhone 5の気になるところをKDDIに聞いてみた



本日発表された「iPhone 5」について、気になるところをさっそくKDDIに聞いてみました。

詳細は以下の通り。



今回質問を行ったのは以下の3つ。「iPhone 4S」向け料金プランなどの発表の際、ソフトバンクモバイルがさんざん槍玉に挙げた通話中データ通信の可否や、iPhone 5がサポートしている「CDMA2000 1x EV-DO Rev.B」に対応するのかといった点です。

BUZZAP:
iPhone 5では「通話しながらのデータ通信」は可能となるのでしょうか。

KDDI:
別途ご案内します。

BUZZAP:
iPhone 5は「CDMA2000 1x EV-DO Rev.B」対応とのことですが、国内でも対応するのでしょうか。その場合の通信速度もお教え願います。

KDDI:
現在Rev.Bを導入する予定はございません。

BUZZAP:
「4G LTE」の詳細発表は近日中に行われるのでしょうか。

KDDI:
別途ご案内します。

残念ながら答えられない内容がほとんであったものの、3Gに関してはソフトバンクモバイル版が下り最大21Mbpsの「HSPA+」を利用できるのに対して、KDDI版は下り最大3.1Mbpsまたは9.2Mbps(「WIN HIGH SPEED」適用時)の「CDMA2000 1x EV-DO Rev.A」への対応ということに。

※編集部注:「WIN HIGH SPEED」としてサービス展開している「EV-DOマルチキャリア(CDMA2000 1x EV-DO MC-Rev.A)」はiPhone 5が対応している「CDMA2000 1x EV-DO Rev.B」のサブセットであるため、iPhone 5で利用できる可能性はあります。

しかしカタログ性能の差が通信速度の決定的差では無いことは昨年の時点で判明しているほか、2012年度末までに実人口カバー率96%を予定しているLTEエリアでは速度面での不利が解消されることになります。

また、仮にiPhone 5がiPhone 4S同様、通話中にデータ通信できない仕様であったとしても、iOS6で新たに携帯電話回線での利用が解禁された「FaceTime」や「Skype」「LINE」といったアプリはパケット通信を利用して通話するため影響は無く、これらのアプリが普及する以前ほど不便を強いられずに済みそうです。

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