************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************


注目してほしいのはトボケて突っ立ってるシマウマではなく、画面右端の少し大柄な女性です。左手に携帯電話を持ち、話しながら歩いているようですね。日ごろ、街でよく目にする、何てことない光景の仕種なわけですが…、でも、この映像が撮影されたのは、今から82年前の1928年のハリウッドで、その前年にオープンしたばかりのマンズ・チャイニーズ・シアターで行われたチャップリンの映画の試写会の記録映像だ…と言ったら、あなたは彼女の動作とその存在をどのように理解されますか…?!









最近はお歳のせいか、若い映画ジャーナリストや観客が支持する作品に辛い評価をつけることも少なくない、全米一有名な映画評論家のロジャー・イバート68歳が、これは何だ…?!と紹介してくれた不思議なビデオです。
ビデオの再生の設定を、ひとまず、最も見てほしい約2分30秒から始まるようにしておきましたが、その前後で話している男性は、イギリスのベルファストに拠点を置くインディーズの映画製作プロダクション、イエロー・フィーバーを主宰するフィルム・メイカーのジョージ・クラークです。
そして、問題の映像は、そのジョージ・クラークが大好きな喜劇王の放浪紳士チャーリー・チャップリンが1928年に発表した映画「サーカス」のDVDに特典映像として収められていた、公開当時のプレミア試写会の様子を記録した貴重なドキュメント映像の一部で、ご覧の謎のケータイ電話の女性を偶然、大発見して、衝撃を受けたジョージ・クラークは、すでにこの不思議な映像の意味を1年以上にもわたって、研究・調査を重ねているそうです。

ビデオの中でも語っていますが、ジョージ・クラークはこれまでに上映会などで、この映像を100人以上の人々に観せ、謎の女性は何者で、いったい何をしているのか?!、納得のいく答えや解釈を探し求めてきたそうですが、一向に解決の糸口は見つからず、今のところ、選択肢として考えられるのは、彼女…、もしくは、ジョージが女装した男性にも思えると指摘する人物が、実在するタイムトラベラーかもしれない…!!といった飛躍した SF の結論だけではないか?!と述べています。


もちろん、この謎の映像が、自らも映画製作者であり、映像を取り扱うプロのジョージ・クラークが、無名の自分に注目を集めるため、VFXで加工したのではないか?!といった偽造の疑いを、即座に持たれる方もいらっしゃると思いますが、しかし、それではジョージ・クラークとは無関係に、あなたも購入できる市販のチャップリンのDVDに、この映像が収められていることの説明がつきません。それに、そもそも、ジョージ自身がDVDを購入した消費者なのですから、少なくとも彼の手による偽造説は一切、成立しないことになります。
となれば、この「サーカス」のDVDを発売する製作者らがやったのだ…ッ!!ということになりますが、果たして、今さら、こんな手の込んだ話題作りで、82年も前のチャップリンの映画に注目を集めてみる必要があるでしょうか?!


また、仮りに百歩譲って、謎の人物が実際にタイムトラベラーである絵空事のような解釈を受け入れたとしても、いったい、誰に電話をかけているのか?!、1928年当時、電話自体はすでにあったわけですから、身近な知人かもしれませんが、その話し相手は、先方がケータイからかけていると理解していたのか?!、それとも、時間旅行が可能になった未来??のケータイは空間だけでなく、時をも超えて、通話することが可能なのでしょうか?!
謎は深まる一方の1928年のケータイおばさんですが、それにしても、ジョージが指摘してくれたように、謎の人物がカメラの存在に気づき、あッ、やべえ…ッ!!といった感じで、一瞬、振り向くのは不気味ですね…。
ちなみに、1928年には、すでに初期の補聴器が存在していたそうで、それが現在とは違い、かなり大型であったと容易に推測できることから、何かの機器を耳に当てる動作の説明はつかないこともありませんが、述べるまでもなく、補聴器は人の話を聞くためのもので、謎の人物のように、それに向かって語りかけるものではありません…!!
ただし、それは、この謎の人物が、アタマのおかしな、常にひとり言ばっかり言っている人でなければの話ですが…。

果たして、この不思議な映像は何なのか?!、情報をお持ちの方や、感想のあるCIAリーダーの方は、ファンページにコメントしてください。




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