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屋内退避の入院患者 首都圏などに移送へ

2011年3月19日 1:43

 福島第一原子力発電所の事故を受けて、原発から半径30キロメートル以内の屋内退避の指示が出ている入院患者について、厚労省は、福島県内か首都圏などに数日以内に移送する予定。

 厚労省によると、避難指示が出されている福島第一原発から半径20キロメートル以内の入院患者約1100人は、すでに福島県内や他の県に移送された。

 屋内退避の指示が出されている半径20キロメートルから30キロメートルの間にある病院には、入院患者が約800人いる。厚労省はこの患者の移送先として、関東甲信越と山形県、計11の都と県の病院に1800人分の受け入れ枠を確保した。現在、厚労省と福島県が、患者の病状にあわせて移送先を決める作業をしており、自衛隊にも協力をあおぎ、数日中に全員を移送する計画。