楽天「プロジェクト6」を待っていた落とし穴
ネット興亡記(7)
生き馬の目を抜くIT業界では、いかにサービスを効率よく、早く立ち上げるかが勝負だ。ネット、旅行、金融、証券と「経済圏」を広げてきた楽天は、新規事業を5~6人という極めて少人数で始める。プロジェクトXならぬ「プロジェクト6」だ。手痛い失敗もあったが、その手法をやめることはない。
スマホ決済「半年でやれ」
2000年に楽天の三木谷浩史がぶち上げた「流通総額1兆円構想」。2011年にこれが実現すると、...
時代が21世紀に移ろうとしていた頃、インターネットを武器に既存の産業界に挑んだ若き起業家たちが現れた。その先駆けがeコマース(ネット通販)だった。モノの流れを変え、我々の生活スタイルをも変えた流通革命。ネット興亡記の第3部は「eコマースの革命児」たちの物語を9回連載でお届けする。