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吉祥寺ハモニカ横丁に一品200円からの立ち飲み店-店名は「ビンボー」

店内の黒板にはその日のメニューが記される

店内の黒板にはその日のメニューが記される

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 吉祥寺北口のハモニカ横丁入り口近くに11月11日、「スタンド・バー ビンボー」(吉祥寺本町1)がオープンした。経営するのは、吉祥寺を中心に飲食店や生活家電店など約20店舗を展開している「ビデオ・インフォメーション・センター(VIC)」。店名は手塚一郎社長が「貧乏」から名付けた。

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 店舗面積は約1.5坪。カウンターのみで、6~7人でいっぱいになる。メニューは、「柿の種&ピーナツ」「味付けメンマ」「白菜漬け」(各200円)や「豚足」「ポテトサラダ」「ホウレンソウ白あえ」(各300円)、「焼き豚」(500円)など、系列店が作る料理約20種類を日替わりで用意。ドリンクは日本酒、ワンカップ焼酎(各200円)、生ビール(琥珀エビス、300円)、ワイン(赤白、300円)、紹興酒、スコッチ、ウイスキー(各300円)などで、いずれもワイングラスで提供する。調理スペースには冷蔵庫と流し、電子レンジ、生ビールサーバーしか置いていない。

 開店から数週間は飲食全品200円だったが、売り上げ上の問題もあり価格を調整している。スタッフによると、ビール一杯だけ飲んで別の店に移る人もいれば、2~3時間ゆったり飲食を楽しむ人もいるという。

 「今年一番のヒット」と話す手塚さんが半年以上前に店名を思い付き、VICが経営するバル「ポヨ」内にガラス張りの仕切りを作って新たに店舗を設けた。「お金がナイ。それはナントステキナことだろう。」から始まるチラシには、「チョットネ チョット 飲むことくらい… 許して、イイデショウ(中略) ホント少ししか飲まないからサ オレサミシインダヨ」などと記し、懐の寂しさを楽しく切なくつづっている。「今後は毎月1日を『ビンボーの日』にして全品100円で売り出すとか、面白いことを企画したい。『初めの1時間だけ』とかにしないと続かないかな…」とも。

 営業時間は17時~24時。

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