松尾貴史(57)が15日、ツイッターを更新し、犯罪を計画段階で処罰する「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ「テロ等準備罪」を新設する改正組織犯罪処罰法が、参院法務委員会での採決を飛ばして本会議で採決を行う「中間報告」というやり方で可決、成立させた与党を「悪辣(あくらつ)、卑劣、狡猾、下品、姑息(こそく)」と痛烈に批判した。

 「自公政権の、悪辣さというか卑劣さというか狡猾さというか下品さというか姑息さというか。支持している半分近い国民も目を覚まさないと酷いことになる。いや、なってしまった」

 一方で松尾は、そうした与党を選挙で選んだ国民も「愚か」と批判した。

 「『他に支持するところがない』というのは自死に向かう思考停止だ。強力な悪人と微力な凡人を比べて前者を選ぶという愚か」

 松尾のツイートには、支持する声の一方で、野党4党の政策立案に疑問を呈するツイートもあった。それに対して、松尾は「嘘ばかりの法案と比べるもなく、野党の水際対策の法整備の方がテロ対策として理にかなってると思いますけどね」(原文のまま)と持論を展開した。