マグロはえ縄船が震災後初水揚げ 気仙沼港
宮城・気仙沼港で21日朝、東日本大震災後初めて、近海マグロはえ縄船が水揚げを行った。
21日午前6時半頃からマグロを水揚げしたのは、気仙沼港所属の近海マグロはえ縄船「第十七祐喜丸」。21日は、三陸沖でとれた約50キロのメバチマグロ5本が水揚げされた。気仙沼港では、カツオ一本釣り船などの水揚げは再開されたが、近海マグロはえ縄船の水揚げは震災後初めて。
水揚げ後の入札では、高いもので例年の2倍近い一キロあたり4040円と、ご祝儀相場となった。
一方、祐喜丸が漁獲した約50トンのヨシキリザメなどについては、震災の影響で気仙沼市内の水産加工業者に受け入れ先がなく、千葉・銚子港で水揚げを行うという。