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2011年8月10日10時43分
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震災の津波が南極棚氷に衝突 新たな氷山を作る

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写真:欧州宇宙機関が公開した衛星写真。3月12日付の写真(左)と16日付の写真(右)を比べると、海に張り出した棚氷が破壊され、氷山として漂流したのがわかる=ロイター拡大欧州宇宙機関が公開した衛星写真。3月12日付の写真(左)と16日付の写真(右)を比べると、海に張り出した棚氷が破壊され、氷山として漂流したのがわかる=ロイター

 東日本大震災の津波が南極に届き、棚氷の一部が割れて新たな氷山ができたことを示す衛星写真を、欧州宇宙機関(ESA)が9日公開した。写真は3月12日と同16日に撮影されたもので、米航空宇宙局(NASA)の専門家が調べたところ、縦6.5キロ、横9.5キロ、厚さ80メートルの新たな氷山が確認できたという。

 ESAによると、マグニチュード9の巨大地震で起きた津波は、太平洋を伝わり、1万3千キロ離れた南極の棚氷に衝突した。到達時の高さは30センチ程度だったが、氷を削るには十分の強さがあったという。NASAによると、津波が南極に到達するまでに約18時間かかった。(渡辺淳基)

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