いまの日本で起きている「3つの格差(国の内外/都道府県や市町村/家庭の収入レベル)」によって、子どもに必要な予防接種が平等に受けられないのは、この国の政治や行政、社会のありかたの「貧しさ」に起因するものです。
医療保険に入れない国民が3千万人以上いるという「あのアメリカ」でも、全ての子どもが日本よりもはるかに多い予防接種を無料で受けられるのです。
県内の全市町村議会に対し、昨年度[ヒブと高齢者用肺炎球菌ワクチン]と今年度[小児用肺炎球菌と子宮頸がん予防HPVワクチン]の2年にわたって自治体助成の陳情を提出し(文面は私が起草)、八戸市などいくつかの自治体で採択され実施されました。それに加えて、国レベルでは髄膜炎の患者団体や医療団体による働きかけが効を奏し、補正予算でヒブ・肺炎球菌・HPVワクチンの「無料化」が実施されることになりました(来年度まで限定)。
ただし、現時点では詳細について未決定の事項が多く、注意が必要です。
ここに来て出てきた情報では、全額助成(無料化)ではなく、9割分を国が1/2・市町村が1/2助成するというものです。残りの1割はどこに消えたのか?
おそらく多くの市町村では、その1割を市町村が負担する(国45%・市町村55%)ことになるものと予想されますが、一部の自治体で1割分を患者自己負担としたり、高額所得者を除外するという事態が生じないか懸念されます。
この「9割助成」については、何がしたいのか意味不明で、何の根拠もない「官僚の作文」と考えられます。私もコレを見たとき目が点になりました。
実施されるのは早くても今年度末か来年度からと予想され、それまで待つか悩ましいところですが、0~1歳児には子ども手当を活用して接種開始することをお勧めします。(院内報より)
医療保険に入れない国民が3千万人以上いるという「あのアメリカ」でも、全ての子どもが日本よりもはるかに多い予防接種を無料で受けられるのです。
県内の全市町村議会に対し、昨年度[ヒブと高齢者用肺炎球菌ワクチン]と今年度[小児用肺炎球菌と子宮頸がん予防HPVワクチン]の2年にわたって自治体助成の陳情を提出し(文面は私が起草)、八戸市などいくつかの自治体で採択され実施されました。それに加えて、国レベルでは髄膜炎の患者団体や医療団体による働きかけが効を奏し、補正予算でヒブ・肺炎球菌・HPVワクチンの「無料化」が実施されることになりました(来年度まで限定)。
ただし、現時点では詳細について未決定の事項が多く、注意が必要です。
ここに来て出てきた情報では、全額助成(無料化)ではなく、9割分を国が1/2・市町村が1/2助成するというものです。残りの1割はどこに消えたのか?
おそらく多くの市町村では、その1割を市町村が負担する(国45%・市町村55%)ことになるものと予想されますが、一部の自治体で1割分を患者自己負担としたり、高額所得者を除外するという事態が生じないか懸念されます。
この「9割助成」については、何がしたいのか意味不明で、何の根拠もない「官僚の作文」と考えられます。私もコレを見たとき目が点になりました。
実施されるのは早くても今年度末か来年度からと予想され、それまで待つか悩ましいところですが、0~1歳児には子ども手当を活用して接種開始することをお勧めします。(院内報より)
はじめまして。せきと申します
現在6か月になる息子がいまして、今まで3種混合・hibワクチンを2回 受けたところで、4週間後に3回目を受ける予定です。(他院での話で申しわけありません)
肺球菌ワクチンの接種も考えていたのですが、ワクチン接種のスケジュールが うまく組めないまま 6か月になり、結局まだ1度も受けていません
質問ですが 7か月頃から肺球菌の1回目から受けるコトは可能ですか?
もし可能な場合、今年の春位から不活化ポリオを受ける予定を立ててるのですが そちらと時期がダブっても大丈夫ですか?
初めてのコメントが こんな質問ですみません。 出来るなら予防として受けさせてあげたいので お時間のある時にレスの方、お待ちしています。
せき
具体的にはかかりつけ医でご相談下さい。