Google、訪問者の流れを視覚化する機能を「Google Analytics」に追加

Google Analyticsに、サイト訪問者がどこから来て、サイト内でどのような経路をたどったのか、ゴールにたどりついたのかを視覚化するツールが追加される。

» 2011年10月20日 14時32分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Googleは10月19日(現地時間)、無料のWeb分析サービス「Google Analytics」に、Webサイト訪問者のサイト内での動きを視覚化するツールスイート「Flow Visualization」を追加したと発表した。まずは2つの機能「Visitors Flow」と「Goal Flow」が数週間以内に利用できるようになる。

Visitors Flow

 Visitors Flowは、訪問者の流れをトラフィックのソースやキャンペーン、Webブラウザなどの項目別に視覚的に表示する。流入もとのサイトからサイトからの離脱先までに訪問者がどのページをたどったかや、ページごとのページビューが表示される。

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 ノードは多くの訪問者の流れに基づいてアルゴリズムが自動的にクラスタリングしている。興味のあるノード上にマウスを置くと、そのノードの訪問数、離脱率などが表示される。これにより、例えばキャンペーンページの効果などを測定できるとしている。

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Goal Flow

 Goal Flowは、例えばショッピングサイトの商品購入ページのような「ゴール」への訪問者の流れを視覚化する。どこから流入し、サイト内をどうたどってゴールにたどりつくのか、途中で離脱する訪問者はどこで離脱するのかが分かる。特定のページを選んで、そのページの前後の経路を見ることもできる。

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 これにより、最も訪問者が多いページや、Webサイトオーナーが気付かなかった流れの問題に気付けるとしている。

 Googleは9月に、リアルタイムのデータを分析できる「Google Analytics Real-Time」機能を追加したと発表しており、こちらも数週間のうちに利用できるようになる。

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