さよならの始まり:UserStream APIの廃止

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先日Twitter社より衝撃のアナウンスが行われました。
新しいAccount Activity APIの実装。そして6月20日に行われるUserStream APIの撤廃です。
また、同時にDM関連のAPIも廃止されます。

現状、Twitter用クライアントアプリは主に「Rest API」と「UserStream API」の
2種類のAPIを使用してタイムラインや各種通知を取得しています。

UserStream APIの廃止はクライアントアプリにとって致命的な変更です。

UserStream APIはリアルタイムなタイムラインの更新やFav、RTの通知を行うために
必須となっており、Rest APIではタイムラインの取得しか行えません。
さらにRest APIには利用制限があり、基本的に15分に15回しか利用できません。
つまり実質1分に1回しかタイムラインが更新できません。

通知の取得機能もないので「お気に入りされました」「リツイートされました」等の表示もできなくなります。
同時にDMを取得/送信するためのAPIも廃止されるため、DMを取り扱うこともできなくなります。

新しいAccount Activity APIを使用するとFavやRTの通知が取得、DMの取り扱いできるようですが、
このAPIはwebhookの仕組みを使用しており、デスクトップクライアントで直接利用することは基本的にできません。
(中継するWebサーバーが必要になる)
20180301-02.png
20180301-01.png
さらにどうもこのAPI、使用するのにお金がかかることになりそう。
API利用自体が無償になったとしても、中継サーバー形式にするとそのサーバーの維持費がかかります。
フリーのデスクトップクライアントとして提供しているfuyutigerではA.A.APIへ対応することは実質不可能です。

そんなわけで(Twitter社の予定通りであれば)2018年6月20日をもってfuyutigerのリアルタイム更新、Fav/RT通知、DM送受信の機能は廃止となります。

クライアント側では対応が難しい問題です。
ご了承ください。

■2018/03/03 追記
一部誤解を与えてしまったようなので追記します。

・fuyutigerが6月20日で終わる? → 一部の機能がなくなります。Rest API自体が無償で使える間はメンテ継続します。

・DMが廃止される? → 非公式クライアントで使用できるDM用のREST APIが廃止されます。公式では使用できます。また新しいA.A.APIでも使えるはずです。