以下の文章を読むのが面倒くさい方は最後のまとめだけ読んでもらえば結論だけわかります。
注意！この記事は2011/05/03現在の状況を元に書かれているため、今後のアマゾンのボードゲーム・カードゲームの取り扱いの仕方によっては、将来的に以下の法則・方法論が全く当てはまらなくなる可能性があります。慎重な方はアマゾンの商品価格の過去の推移を見ることができるcamelcamelcamelなどで最新のボードゲームの値段の移り変わりを調べて、状況が変わっていないかチェックしてみてください。
アマゾンのボードゲーム・カードゲームの安さ
Amazon.co.jp: ボードゲーム - ゲーム: おもちゃ
Amazon.co.jp: カードゲーム・トランプ
最近amazon.co.jpでのボードゲームの取り扱いが増えており、しかも外部ショップだけでなくamazon本体も在庫取り扱いをしてくれてる。日本の多くのボードゲームショップはまだ送料がかかる所が多く、何円以上購入なら送料無料、といったところもまとめて買わないといけないのでなかなか気軽には使い難い。そのため、完全送料無料のアマゾンは非常にありがたい存在である。
アマゾンがボードゲーム・カードゲームを扱ってくれてうれしい点がもうひとつある。それは値段が安いことで、物にもよるが5,000円前後のボードゲームでだいたい10〜20%割引されていることが多い。ほとんど定価でしか売られてない日本のボードゲーム市場ではかなり安く、あみあみやといず広場ではコンスタントに送料がかかることを考えるなら、割引されているものは日本最安と言っていいだろう。
値段の変動
しかし、アマゾンのボードゲームを購入するときに困ることが一つある。それは頻繁に値段が変動することで、昨日20%引きだった商品が次の日には定価に戻っていることも珍しくない。例えばサンダーストーンの場合、次のURLで推移を見てもらえばわかるが、発売当初は3,051円だったものが2011/05/03現在では定価の4,410円になっている。およそ1,400円値上がりしてる計算で、値段比にして1.5倍だ。
さらに、アマゾン本体の在庫が切れた場合サードパーティの方の値段に切り替わるため、ディセントのようなゲームは日々見るたび値段が数千円単位で違ってきており、ここ一週間は8,000円、10,000円、品切れを一日単位で行ったり来たりしていた。
このやっかいな値段変動だが、ここ一年間使っているうちにある程度の法則性を見つけた。その法則を簡単に言うとボードゲームの値段は発売前の予約状態、もしくは発売直後の方が値段が低いというもので、その後数ヶ月経つとアマゾン本体の在庫が品切れになってサードパーティ出荷→定価になるか、もしくは本体に在庫があっても値段が定価になるのが多い。これは先程のサンダーストーンもそうだが、先日発売した世界の七不思議もそうだし、ドミニオン(値段変動)、パンデミック(値段変動)のような大型タイトルでも軒並みそうだったりする*1。
一般的な市場原理から言えば、在庫管理のコストから時間が経てば経つほど価格が下がるのが普通だが、アマゾンはその特殊な在庫管理方法とロングテールの観点より長期的な在庫を持ってもそれほど値段を下げる必要がないものと思われる。とにかく、早めに購入したほうが安いというのはある意味便利で、値段が下がるのを待つ必要がないとも言えるし、逆に欲しいと思ったときに購入しておかないとのちのち値段が上がってしまい後悔するとも言えるだろう。ただでさえボードゲームはメーカーの在庫が切れたらドミニオン、パンデミックのような大型タイトル以外は再販されないので、早期の安い価格で買う意味は大きいと言える。
追記：時間経過による値下げが存在するかについて
時間が経過することによりボードゲームの値段が下がるような例外がないか調べてみたところ、基本的に発売前〜発売直後ですでに割引されているゲームがそれ以上値下がりすることはほとんどなかったものの、その段階でまだ定価の値表示をしているゲームはしばしば値段が割引されるケースがあった。つまり、以下のようにまとめられる。
| 発売前〜発売直後 | 数カ月後 |
|---|---|
| 10〜20%割引後の値段 | 同じ値段もしくは定価(値上がり) |
| 定価 | 定価で変わらず、もしくは品切れ、まれに10〜20%の割引 |
まとめるなら、発売直後から割引されるゲームは即買いで、定価が表示されているものですぐには欲しくない、もしくは定価で買うほどの魅力を感じない場合、待ってもいいことになる。
まとめ
アマゾンでできるだけ安くボードゲームを買いたい場合、予約段階〜発売直後の10〜20%割引で買うべき。時間が経つと品切れになるか、在庫があっても高確率で値段が上がる（定価になる）。
もし予約段階〜発売直後でもずっと定価の場合、ごくまれに将来値段が下がることがあるが、品切れの確率のほうがかなり高いのでオススメできない。
