SPARCマシンのネットワークブート

 まる7年使い続けていた会社のSPARCマシンをサブに回した話の続きですがこのマシン、実はCD-ROMドライブが壊れてしまっています。probe-ideとするとデバイスはリストされるのですがメディアを入れても全く読み出せません。どうやら経年劣化によってピックアップがダメになるというよくあるパターンの壊れ方のようです。
 最初は、サブ用途だし買い換えする来年度まで使えればいいので放っておこうかと思っていたのですが、パーティションの切り方のせいでデータの保管場所がギリギリの容量になっています。パーティションを切りなおすには今起動しているOSじゃなくて、CDからの起動が原則必要なわけで、どうしたもんだろうと思っていたわけです。
 で、ふと思いついたのがSolarisはネットワークブートできると言うこと。もう一台Solarisマシンが必要ですが、Sunのマニュアルこちらのページが参考になりました。実際は、同じサブネットにブートサーバー無しがあてまるのでこちらのマニュアルの内容の通り+αでできました。プラスアルファの点は、サーバー側の/etc/inet/hostsファイルと/etc/ethersファイルを起動するマシンにあわせて用意しておくところぐらいです。
 これでOBPの画面でboot netと入力してネットワークブートできるようになりました。CDからの起動より速い感じがしますね。CDブートのためにいちいちOSのインストールメディアを準備する必要もありませんしこれは便利です。ただ、その代わりにインストールメディア、Solaris SOFTWARE 1 of 2と2 of 2、Solaris LANGUAGES CD、合計3枚のCDをサーバー側に置いておく必要があって1.5GBぐらい消費しますけどね。メンテナンスのためのブートだけなら、Solaris SOFTWARE 1 of 2の1枚だけの内容でいいと思いますが、この際なんでパーティション切り直すのと同時にOSも入れ替えてしまいました。