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ちょっと前の作品ですが「ラーメン発見伝」作:久部縁朗 作画:河合単 というマンガがあります。
脱サラしてラーメン屋を開く事が夢のラーメンマニアの主人公の話ですが。この中で主人公のライバルであり、数々の店で成功を納め、業界の裏も表も知り尽くし、理想のためなら客をも欺き、自らもラーメン業界での辣腕をふるう芹沢というキャラが出てきます。 その芹沢、あるネットで有名な個人のラーメンサイト管理人を、試食会に招く、という形でいろいろ便宜を図ります。 そして「彼にだけ特別に」と見せかける待遇をすることでそのラーメンマニアを調子に乗せ、自分のHPでがんがん宣伝させ、他店を貶めるような行為もする。 しかし、芹沢のホンネは「彼はラーメンを食うことぐらいしか能のない、会社でも落ちこぼれの人間でね。そんなヤツをちょっとおだててやれば、後は勝手にうちの宣伝をしてくれるし一般人は企業じゃない、個人の感想であればホンネが書いてあると勝手に思うからね。おっと、誤解しないでくれよ。私は別に彼に金銭を与えている訳じゃないんだ(ニヤニヤ)」 その後のこのラーメンマニアの結末は皆さん、漫画を読んでいただければと思うのですが。 ちなみにこの作品.10年前のインターネットが世間に普及し始めた頃に書かれた作品。すでにその当時から「ステルスマーケット」的に客を利用する考えはあったわけで。 翻って例えば大手ゲームサイトの管理人がやたらに企業から便宜を図られているとしか思えない行動をしています。 が、しかし、この手のブロガー招待といったイベントには、上記のような考えが多かれ少なかれ必ず入っている。人間。一度関係をもってしまった相手はあしざまに貶したり出来ないのと同じです。 これが悪いというのではありません。ただ、そういったマニアほど「特別扱い」をすんなり受け入れ、そして、試遊会とか、有名人との飲み会、ソフトを送るなど、既存マスメディアにお金を払うより簡単に、安価に吸収される。何らかの業界関係者になりたい、というマニア心を擽られ、その気になっておかしな事を始めたら?それを見越した上での扱いである事も、よく覚えておいた方がよいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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