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地震被害の高速道路、93%が応急復旧へ

2011年3月22日 2:10

 東日本大地震の影響で、路面に亀裂が入るなどの被害を受けた高速道路約870キロの区間のうち、93%が22日までに応急の復旧作業を終える見込み。しかし、車両規制により通行できない区間はまだ残る。

 「NEXCO東日本」によると、今回の地震による被害では常磐自動車道の水戸ICと那珂ICの間で150メートルにわたって路面が崩落した他、陥没や亀裂、段差などの被害は350か所に上り、20路線870キロの区間での復旧作業が必要となっていた。このうち、93%は22日までに応急の復旧作業を終えるという。

 しかし、国交省によると、このうち東北自動車道の一関IC~宇都宮ICや仙台北部道路の仙台若林JCT~亘理IC、磐越自動車道のいわきJCT~津川ICなどは警察の車両規制がかかるため、緊急通行車両と大型自動車の通行に限られるという。

 また、常磐自動車道のいわき中央IC~常磐富岡ICは、福島第一原子力発電所の事故の影響で調査のための立ち入りができておらず、復旧のメドが立っていないという。