リーディング3.0 ―少ない労力で大きな成果をあげるクラウド時代の読書術

リーディング3.0 ―少ない労力で大きな成果をあげるクラウド時代の読書術

リーディング3.0 ―少ない労力で大きな成果をあげるクラウド時代の読書術


電子ブックリーダーの使い勝手比較とか雑誌のコラム的で良かったですけど、まぁそんなにたいした内容では。。。


思うようにフィードバックが集まらない点を除いて、割と既視感にあふれた感じ。でも、書く人が書くと売れるんでしょうねぇ、あぁ、コンテキスト力。


最近の「本を読む」という行為がどこまでを包含するのか、「電子化とかソーシャルとか、色んな意味で読み方が変わってきてるよね」という話にピンと来ない方のみ読まれれば良いと思います。


メモ:

  • P.18 電子書籍といのは、あくまで「リーディング3.0の一要素」にすぎないのです。読書とテクノロジーの融合こそ、3.0の特徴といえるでしょう。


  • P.45 リーディング3.0の5つのステップ

1.良いものを効率的にインプットする
2.ストックと整理を同時に行う
3.サーチの発達で整理が不要になる
4.シェアで多くの人とつながる
5.フィードバックで自分の情報に磨きをかける

  • P.109 ポピュラーハイライツはユーザー発の意見です。そして多くの人が読めば読むほど「重要な箇所はupdateされ、レベルも上がります。読み手の意見が、その本の読み方を創っていく。意見は日々変化し、更新される。ポピュラーハイライツはまさに本当の革命だと私は思います。


  • P.171 おすすめの本の情報をシェアするとき、他のソーシャルネットワークであれば、読みどころなど、ある程度の説明を添えます。しかしこのメーリングリストであれば必要なのは本のタイトルだけ。「メンバーが面白いと言っているのだから、これは読むべき本だ」という認識で、全員が即購入に至ります。


アイデアを形にして伝える技術 (講談社現代新書)

アイデアを形にして伝える技術 (講談社現代新書)

アイデアを形にして伝える技術 (講談社現代新書)


斬新なアイデアを生み出し続ける為の仕組みづくりとして、インプット/アウトプットの手法について非常に具体的に分かりやすくまとめられています。


本作に限りませんが、小手先の話じゃなくて、きっちり土壌から造り込んでいく、というスタンスで一貫されているのが素晴らしいですよね。


さすがに実践できる人は限られてくるんでしょうけど、昔に比べるとツールが充実してるので障壁の下がり方は半端じゃないですよね。一方で、仕組み自体の進化スピードが尋常じゃない、ってのもありますが。


ツールに使われる、なんてことにならないように本質の部分を高めるトレーニングが欠かせないなぁ、と思う次第です。しかしこのメモ、だいぶ手抜きだ。


メモ:

  • P.16



  • P.30 純粋に未知の現場に飛び込んで「察知のアンテナ」を張り、気になる情報に集中してみることが大切で、あまり事前に調べすぎない事。たくさん本を読んでからフィールドワークに出ると、どうしても「本の内容を確かめたい、検証しよう」とする意識が生まれてしまう


  • P.46 70%はコアビジネスに投資、20%は自分のコアビジネスに関連するビジネス分野に投資、残りの10%は全く違う分野に投資する。この割合で、自分のセクション業務の他に、ある程度のバッファーを持ち、いろいろな情報をかけ算する余力が出て来ると、アイデアの種が発芽しだします。


  • P.99



  • P.168 企画書の基本項目

1.目的/目標(目的=質的、目標=量的、数値的)
2.現状の問題と課題(現状の分析結果からの戦略と戦術の方向性示唆)
3.コンセプト(戦略①:基本的な考え方の提示)
4.顧客(戦略②:想定する顧客の提示)
5.コンテンツ(戦術:考え方に基づく施策内容)
6.作業工程(手順:誰が何をするのかの順序)
7.スケジュール(時間:いつまでに何をするのかの目安)
8.予算/収支予測/市場へのインパクト(予測:この企画で何が変わるのか、何が生まれるのかの想定)
9.コンテンテンジェンシープラン/シナリオプランニング(失敗の予測と対処):予備


P.199 場所の情報から、発見や視点を指摘して、プレゼンテーションの内容にブリッジする。その場にある情報を取り入れて、聴衆とのボンディングをうまく行う事。その場の情報は、地理的情報や歴史情報、交通手段など、誰もが共有できる情報がベター。

2011年05月04日のできごと