荒威熊
皆さん、こんにちは。【アライグマを『荒威熊』と呼びましょう】委員会会長のどらねこです。
１６日午前６時２０分頃、兵庫県尼崎市田能の路上で、犬の散歩をしていた近くの無職女性（６０）が、アライグマに右足など５か所をかまれた。
女性は病院に運ばれたが、軽傷。同市や隣接の同県伊丹市では今月、犬を散歩中の人がアライグマに襲われるケースが相次ぎ、今回で４件目。
尼崎東署の発表によると、アライグマは体長５０〜６０センチ。女性は、犬とけんかになったアライグマを追い払おうと近づき、襲われたという。アライグマはその後、近くにいた別の１匹と側溝に逃げ込んだという。
−YOMIURI ONLINEより−
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110716-OYT1T00324.htm
この事件だけでなく、兵庫県では7月だけで同様被害が数件報告されており、今後も深刻な状況が続くことも予想されます。これは兵庫県だけの問題ではなく、アライグマによる被害は全国的な広がりをみせております。
元々はペットとして飼われていたアライグマが逃げ出したり、飼い続ける事が困難になるなどして捨てられたものが、野生化し定着したモノと考えられております。現在は外来生物法により2005年以来は無許可での飼育や譲渡が行う事が出来なくなったそうですが、既に定着した個体が繁殖をしており、計画的な防除を行わなければ個体が増え続け、食害、生態系絵の影響、人的被害など様々な問題が引きおこされると考えられますが、順調に進んでは居ないようです。
もしかしたら、アライグマの見た目の可愛さや仕草の可愛らしさがその対応に影響を与えているのかも知れません。アライグマという動物の持つイメージと謂うのはかなりやっかいなんじゃないかなと、どらねこは思うんです。
カワイイ動物と謂う認識を持っている子どもがむやみに近づいて大けがを・・・なんて事は容易に予想できることでしょう。計画的な防除も大切ですが、個々人がどのような動物であるのか、と謂う認識をしっかり持つ事が大切なんじゃないでしょうか。
私たち委員会は、その性格と身体的能力から彼らを『荒威熊』と表記し、多くの方にアライグマへの妥当なイメージが浸透しやすいように活動して参ります*1。
当委員会は、絶賛賛同者募集中です。入会方法は超簡単！誰かに冗談っぽく、『アライグマって、カワイイ顔して気性がすげぇ荒いんだぜ、『荒威熊』って書くのがピッタリだよね』と謂うだけでＯＫです。
そんなカワイイ目で見ても騙されないんだからねっ！！
※追記※
連休中に子どもを連れて、自然公園みたいなところへ行ってきました。で、動物の展示が行われている子ども動物園みたいのがありまして、多くの動物に餌付けが出来る形になっておりました。
この写真はエサをおねだりする荒威熊どもなのですが、やっぱり可愛いんですよね、外見や仕草は。どらねこもキュンキュンしちゃう寸前でした。
で、色々展示されている動物たちの中でも、このコーナーが一番人気で、余所のお子様達もわいわいきゃ〜きゃ〜、かわいいーを連発しておりました。小さい子供達はこの動物が意外と獰猛であると謂う事はこの展示からは学ぶことは出来ないでしょう。親が子どもに伝えるにも、紹介文にはそのような旨は記載されておりませんでした。
どらねこが単なる心配性なだけなのでしょうけれど、この様な下地があって、街中でばったりアライグマに出会ったら、自分から近づいてしまう事も有るかも知れません。動物と真剣に相い対す場合にはカワイイばかりじゃ済まないと謂う事を早いうちに知って貰いたいな、そう思ったどらねこでした。
