Macbook Air 11'' を Ubuntu 10.10 とデュアルブートにしたまとめ
あまり日本語情報も無いようなので、メモ書き程度に紹介しておきます。新型 Macbook Air 11'' に Ubuntu 10.10 サーバー版 64bit をインストールしました。Boot Camp は使っていません。
大まかな流れは、
となります。
Windows とのトリプルブートにしたい場合は、Linux インストールの前段階で行うようですが、詳細調べていないので割愛します。
以下詳細です。
事前準備
- Ubuntu の OS イメージを USB メモリに準備しておく
- ISO から起動可能な USB メモリとして作成するには、ISO 配布ページの「Burn your CD or create a USB drive」の項に詳しく書いてあります。
- インストールプロセスで有線 LAN を使った方がスムーズなので、USB イーサネットアダプタを準備しておく(試していませんが、WLAN で進めようとするとドライバ周りとか多分面倒です。)
- 普通に初回電源オン時の Mac 初期化プロセスを終えておく。(「ようこそ」から始まる一連のプロセス)
Mac 上での設定
Ubuntu のインストール
ディスプレイの設定
GUI 環境のセットアップ
各種ドライバのインストール
- Macbook Air 用のドライバは mactel ppa で配布しているので、下記で USB, Bluetooth, マルチタッチトラックパッドなどのドライバを一通り入れてくれる
sudo apt-add-repository ppa:mactel-support/ppa sudo apt-get update sudo apt-get upgrade
- サウンドは、alsamixer を起動し、矢印左右キーで「Front Sp」を選択し、M キーで有効化し、矢印上下キーで音量を上げれば鳴るようになる
- GUI メニューの、システム管理 → ハードウェア管理 で nvidia のビデオドライバと Broadcom の無線 LAN ドライバを自動で入れてくれる(ここからようやく無線 LAN の出番)
- 有線 LAN から有効にしているので、有線 LAN が eth0 無線 LAN が eth1 に割り当てられている
- eth0 と eth1 の名前を入れ替えたい人は /etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules と /etc/network/interfaces を編集して /etc/init.d/networking restart で入れ替える
- 無線 LAN の設定をするときに、全ユーザーで使えるようにするにチェックを入れておくと、後でテキストログインに変更した後も、自動で接続してくれる
swap 領域の設定
- swap ファイルを作成する(下記は 4GB)
sudo dd if=/dev/zero of=/swapfile bs=1024 count=4194304 sudo mkswap /swapfile
- /etc/fstab に追加。ついでにルートパーティションのマウントオプションに noatime,nodiratime 辺りを追記しておく
/swapfile swap swap defaults 0 0
各種ソフトウェアインストール
- VNC, Google Chrome, 日本語入力の Mozc, Flash Plugin, ターミナル用フォントなど適当に
まとめ
mactel のお陰様で大分楽に Macbook Air への Ubuntu インストールが出来るようになっています。調査には時間がかかりましたが、実際作業を始めたら割とスムーズに行ったと思います。無線 LAN や、nvidia ドライバ、マルチタッチトラックパッドやサウンドなどはすぐに使えました。音量調整もファンクションキーから行えます。