画面●desknet's NEOのポータル画面例
画面●desknet's NEOのポータル画面例
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 ネオジャパンは2012年10月10日、Web型グループウエア「desknet's」の後継製品「desknet's NEO」(画面)をITpro EXPO 2012で初展示した。同日発表したばかりの新製品で、2012年12月の出荷開始を予定。HTML5の採用によって、操作性と見栄えを高めたとしている。

 新製品は、HTML5を採用したWeb型グループウエアである。見栄えを高めるとともに、無駄な画面遷移を極限まで排除した、としている。画面は、パソコン用のほか、スマートデバイス用も用意した。提供する機能は25種類で、既存製品の基本機能(メールやスケジュールなど)を強化するとともに、社内SNSや災害時のための事業継続ポータルなど、いくつかの新機能を搭載している。

 基本機能の操作性を向上した。例えば、スケジューラがよりビジュアルになった。Webメールは、ユーザーインタフェースを刷新し、ドラッグ&ドロップによるメール整理などができる。申請ワークフローは、申請内容に応じた申請経路の分岐や役割に応じたアクセス制御などを可能にした。文書管理は、ドラッグ&ドロップによるフォルダ整理やファイルの一括アップロードなどができる。

 新規に追加した機能の一つが、社内SNS機能「ネオツイ」である。これを使うと、Webブラウザーの再読み込み(リロード)をすることなく、自分あてに届いたメッセージをリアルタイムに確認できる。

 稼働OSは、Windows Server 2012、Red Hat Enterprise Linux、CentOS。これらの上で走行するサーバーに対して、各種Webブラウザーからアクセスして使う。パソコン用のWebブラウザー(Internet Explorer 8以降、Chrome、Firefox、Safari)や、スマートデバイス(iPhone/iPad、Android端末)上のWebブラウザーを利用できる。操作性が劣るが、HTML5非対応のWebブラウザーからも利用できる。

 価格(税別)は100ユーザー50万円から。なお、初期リリースとなる2012年12月時点では、データ管理にSQL Serverを採用した中規模/大規模向けモデルを提供する。2013年3月には、オープンソースのデータ管理システムを採用して、より低コストで利用できる中小規模向けモデルも提供する予定である。