電通の首脳陣は「『働く』を楽しむ」ことを忘れた。 | ガンバボーイ2号のGuerrilla Radio

電通の首脳陣は「『働く』を楽しむ」ことを忘れた。

 広告代理店最大手電通の新入社員、高橋まつりさん=当時(24)=の過労自殺を巡り、石井直社長(65)は28日、東京都内で記者会見し「過重労働を阻止できなかった。心よりおわび申し上げる」と謝罪、来月辞任すると表明した。高橋さんの自殺に端を発した労働基準法違反事件の責任を取る。2020年東京五輪・パラリンピックなど社運を懸けた事業に悪影響が広がりかねないと判断した。

 厚生労働省東京労働局はこれに先立つ同日午前、労働基準法違反の疑いで法人としての電通と当時の上司に当たる男性幹部1人を書類送検した。労働局は上層部の組織的な関与について捜査を本格化させる。
※サンスポ・ドットコム12月29日05:01配信分より引用。

今年のブラック企業大賞に選ばれたこの事件。
ワタクシも思っていたんですが、高橋まつりさんは、何で電通に入社したのか、
こんな会社に夢がなかったら、会社を辞めるという選択肢はなかったのか、
疑問に思うんだよね。

電通自体、4代目社長の吉田秀雄が1951年に作られた「鬼十則」を制定した時点で、
「労働」から「楽しみ」を殺した。
吉田秀雄からしたら、「『働く』を楽しむ」がかえってエゴになったんでしょうね。
だが、高橋まつりさんの件で、「鬼十則」自体が世間から顰蹙を買うことに。

電通の「鬼十則」があったから、数々のプロジェクトを成功に導いた功績は評価できるが、
時代の変化に伴い、「鬼十則」のありかたに疑問を呈すべきだと。
首脳陣の首切りだけでは済まされない問題やな。



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