PyCon mini JP 2011/1/29 に参加してきました。
発表をしつつ、運営スタッフをしつつ、私自身も皆さんの発表を見て楽しみつつと、本当に中身の濃い1日でした。それぞれの立場で良かったこと、嬉しかったこと、反省したことなどを振り返ってみます。
発表者として
「翻訳」というテーマでどういう構成で発表しようかとかなり悩みました。12月半ばぐらいから構想1ヶ月、ツール調査2週間、インタビュー3日、ikazuchi 開発に3週間、資料作り1週間、発表練習1日、、、ぐらいな感じで準備してきました。
11月末に「翻訳プロジェクト」というタイトルで Call For Paper を送ったときは、色んな翻訳プロジェクトに行ってそのやり方やノウハウをまとめようかとも考えたのですが、「プロジェクト」ではなく「翻訳」そのものを対象にした方が発想が広がりそうな気がして路線変更しました。
また Python 2.6 翻訳update作業 によると、Doc-jp の 2.6.2 の翻訳は @methane と @mf2t の2人で大半のドキュメントを担当していることが分かります。どう見ても負担が偏ってしまっているなと思えたので、何か現状を改善するような、翻訳したことがない人がやってみようかなと思えるような呼びかけをしたかったというのもありました。
いろいろ調べてネタは出来たものの、うまく資料にまとめきれず、発表内容も整理仕切れなかったのが個人的には反省点でした。また後日、アンケートとインタビューの紹介できなかった内容も公開したいと思います。
会場係として
@terapyon をリーダーに会場係りとして運営に携わりました。これまで他のイベントで受付や誘導といった係りはやったことがあり、そろそろ違うものをという感じで、会場係りをやってみたいと狙っていました。以下の段取りや手配をほとんど terapyon にやって頂いて、私はそのやり取りや確認事項を身近で見つつ、付き添ってた感じでとても参考になりました。
- 展示内容の確認・許可
- 機材使用の確認・許可
- 物販許可や業者さんの出入り確認
- 会場の設営やスタッフの配置
- 会場の受付手続きの確認
また運営スタッフ同士の情報共有に Google Docs も使用しました。私はお仕事でも個人でも Google Docs をほとんど使ったことがなかったので、やはりその便利さを実感しました。Google Docs を使ったことがなくても Gmail を使っている人はたくさんいるでしょうから、インフラへの抵抗感や学習コストが小さく、今後は Google インフラに対する依存度が高くなっていくだろうなとも思いました。
当日は @masahif2 に手伝って頂きながら、私は無線 LAN のアクセスポイントを設定して、ケーブルを取り回したりしてました。ネットワーク的に輻輳することもなく良かったです。また今回、Ustream 配信は CEREVO LIVEBOX を Cerevo さんから機材提供して頂きました。当日の設置から設定も @naka3 が行ってくれて本当に助かりました。感謝です。
参加者として
プログラム委員によるバランスの取れたセッションのおかげで話題に偏ることなく、皆さんの発表を新鮮に興味深く聞くことができました。
特にスポンサーを募り、お弁当を提供することによって、大半の参加者がお昼の時間を会場内でゆっくり過ごしたことが何となく和んで良かったように私は思いました。お弁当案は @takanory が推して、私はあまり関心がなかったのですが、ただお弁当が食べれて嬉しいというだけでなく、ランチ LT のセッションを設け、参加者が会場でわいわい過ごせる時間が出来たという相乗効果がありました。takanory の着眼点が良かったと思います。
Python という言語に興味を持つ人が集まって、発表したり、学習したり、和んだりする場があって本当に楽しいイベントでした。今後も継続していけるように私も協力していこうと思います。
追記
最後に O'Reilly Japan さんから景品提供があり、じゃんけん大会で勝ち抜きバッグを頂きました。ありがとうございます!